特許庁主催「第7回 IP BASE AWARD」応募受付開始
2025年8月28日より、特許庁はスタートアップ及びその支援者を対象とした「第7回 IP BASE AWARD」の応募受付を開始しました。このアワードは、知的財産(知財)を戦略的に活用するスタートアップや、その支援を行う個人・組織を表彰することを目的としています。
応募概要
今年度のテーマは「国内スタートアップ知財エコシステムの形成」で、特に優れた知財活用に取り組むスタートアップや支援者を評価する内容です。応募は、自薦、他薦の両方が可能であり、各部門の応募締切は以下の通りです。
- - 自薦: 2025年8月28日(木)〜11月12日(水)
- - 他薦: 2025年8月28日(木)〜11月5日(水)
応募する際は、専用フォームを通じて提出することが求められます。自薦フォームと他薦フォームは、以下のリンクからアクセス可能です。
なお、他薦については各部門につき3名(3社・団体)まで応募可能で、提出資料があれば事務局にメールで送信してください。
募集部門
スタートアップ部門
対象は未上場かつ設立10年以内の企業で、戦略的に知財権を取得・活用しているスタートアップ。また選考方法は書類審査とその後のピッチ審査となります。
スタートアップ支援者部門
この部門は知財支援を通じてスタートアップ知財エコシステムの活性化に寄与する個人や組織(弁理士、弁護士、VC、アクセラレーター等)を対象とし、選考は書類審査のみとなります。
受賞内容
受賞には以下の種別があります。
1. グランプリ
- スタートアップ部門: 1者
- 支援者部門: 最大2者
2. 奨励賞
- 両部門において複数者が受賞可能です。
3. オーディエンス賞
- スタートアップ部門におけるピッチ審査の一般投票によって選定されます。
授賞式・ピッチ審査
授賞式は2026年3月3日(火)に、東京・汐留を会場に実施します。この場でスタートアップ部門のファイナリストたちによる公開ピッチが行われ、観客や視聴者による投票も行われる予定です。
選考委員
今回のアワードには、著名な選考委員が名を連ねます。
- - 委員長: 鮫島正洋氏(弁護士法人内田・鮫島法律事務所)
- - 委員:
- 赤浦徹氏(インキュベイトファンド)
- 加藤由紀子氏(SBIインベストメント)
- 川名弘志氏(KDDI株式会社)
- 森田裕氏(森田・大谷特許事務所)
IP BASE AWARDとは
IP BASE AWARDは、知財を効果的に活用するスタートアップやその支援者を評価し、表彰する施策です。2019年度に創設以来、累計で30社以上の企業や個人を表彰してきた実績があります。現在、スタートアップにおける知財の保護や活用が重要視されており、このアワードを通じて、知財エコシステムの形成が期待されています。
この取り組みは、スタートアップにとっての知財活用や支援者の役割を促進することにつながります。特許庁は、スタートアップの知財に関する疑問に答えるべく、知財コミュニティポータルサイト「IP BASE」を設立し、支援施策や最新情報を提供しています。
詳しくは
公式サイトにてご確認ください。