無印良品「陽の家」新仕様を追加し2025年販売開始

無印良品の新たな挑戦

無印良品が展開する住宅ブランド「MUJI HOUSE」は、その平屋商品「陽の家」に新たな仕様を追加すると発表しました。この新仕様は、約2万人の利用者の声を反映し、家族やライフスタイルの変化に応えるものとなっています。販売は2025年1月17日から開始され、全てのプランで高断熱仕様がオプションとして選べるようになります。

平屋の需要拡大の背景

国土交通省の統計によると、新築住宅の中で平屋が占める割合は年々増加しています。特に、テレワークや多拠点居住の影響で、居住空間の使い方が変わってきたことが、平屋の需要拡大に寄与しています。無印良品が2019年に販売開始した「陽の家」は、その利便性から利用者の心を掴みました。

が経た今、家族構成やライフスタイルが多様化していることから、無印良品はさらなるニーズに応えるべく、消費者からの意見を集めました。これにより、平屋の新たな魅力や利用のアイデアが生まれています。

アンケートを通じた声

無印良品は、SNSフォロワーやメールニュースの会員を対象に「理想の平屋」に関するアンケートを実施。多くの人々が「平屋に住みたい」と答え、その理由には階段がないことや老後の安心感が挙げられています。特に50代以上の世代から高い評価を得ており、家族の将来を見据えた選択肢として支持されています。

新規仕様の特徴

今回の新仕様では、以下のような新しい機能が追加されており、住空間の自由度が高まります。
1. ロフト: 天井部の利用を最大化するロフトが追加され、一人で過ごせるスペースを提供。これにより、個々のプライバシーが確保されます。
2. 2列型キッチン: 複数人で料理を楽しむことができるキッチン仕様を新たに導入。家庭での共同作業が促進されます。
3. 外装の選択肢: 自然素材や国産の杉板を使ったカラーバリエーションが追加され、デザインの自由度が向上。新たに黒色が選べるようになりました。

さらに、浴室の選択肢として、天然素材を使用したユニットバスや、掃除が簡単な丸洗いできるユニットバスも追加され、利用者のライフスタイルに応じた空間が提供されます。