AI面接官導入で採用の効率化を目指すblankpadとHeyMiloの提携

採用鑑定を変える技術革新の波

2023年10月、株式会社blankpadは、米国のHeyMiloと提携し、日本市場に向けた新たな採用AIエージェントを導入することを発表しました。この提携は、これまでの採用プロセスを根本から見直し、AI技術を駆使して効率化を図るものです。

パーソナリティ解析とAIの融合

この新しい採用AIエージェントは、blankpadが開発したパーソナリティ解析技術と、HeyMiloが提供する一貫した採用フローを組み合わせたものです。具体的には、応募前の段階から書類選考、面接、評価、そして日程調整に至るまで、全てのプロセスを自動化します。これにより、企業は応募者を公平かつ迅速に評価できるようになるのです。

「必要な人材」を迅速に採用

日本は、長期的に労働人口が減少しているため、企業には優れた人材を確保することが求められています。他社と同様の人気要件に合わせた選考が採用成果を損なうこともあるため、blankpadでは各企業のニーズに合った人物像を特定し、精度の高い選考体験を提供します。事実、初動が遅れると内定決定率が大幅に下がる調査結果もあるため、迅速かつ正確な採用プロセスが必要不可欠です。

AIの力で面接官のバイアスを排除

HeyMiloのAIエージェントでは、書類スクリーニングや音声・ビデオ面接、さらには不正検知など、幅広い機能が搭載されています。blankpadはさらに、複数のパーソナリティ理論を統合したエンジンを使用し、どの候補者も同じ基準で評価できるように評価項目の設計や重み付けを行います。これにより、面接官の個々のバイアスを排除することが可能になります。

年内の本格リリースに向けた動き

blankpadとHeyMiloの提携を受けて、日本市場向けのプロダクト最適化が進められており、年内には本格的なリリースが予定されています。さらに、AI書類選考やAI面接官への関心が高い企業は、早期の申し込みによって特別価格での利用が可能になるとのことです。興味のある企業は公式サイトから問い合わせが可能です。

blankpadのビジョンと成長

株式会社blankpadは、2023年8月に設立され、パーソナリティ解析と生成AIを駆使したHRテクノロジーを提案しています。採用から育成、評価、マネジメントに至るまで、同一の基準で人材を結びつける新たなアプローチを展開。また、各企業に対するマネジメント支援や組織開発支援も行っており、HR関連の複数分野での活躍が期待されます。