ゾーホージャパンの新機能発表
ゾーホージャパン株式会社は、2025年3月28日にITサービスマネジメント(ITSM)ツール「ManageEngine ServiceDesk Plus」の新機能を発表しました。このアップデートにより、クラウド版とオンプレミス版の両方で運用効率を大幅に向上させることを目指しています。ServiceDesk Plusは、企業のIT運用をサポートする強力なツールとして、世界中の10万社以上で利用されています。
主な機能強化の概要
1. アナウンス機能の進化
新たな機能として、アナウンスのフォロー機能が追加されました。これにより、重要なお知らせをリアルタイムで受信できるようになり、社内コミュニケーションの効率化が図られています。また、技術担当者がアナウンスにコメントを追加できる機能も導入され、情報の透明性が向上しています。
2. ダッシュボード機能の拡張
ダッシュボード機能も強化され、特に「定型ダッシュボード」では、タスクやリクエストのアクティビティを効率的に追跡できるようになりました。ウィジェットのデータ表示もよりカスタマイズできるため、業務に応じた柔軟な管理が可能となります。
3. 変更管理の標準化
変更管理機能では、業務ルールを変更レコードに適用できるようになり、タスクや添付ファイルなども標準化できる仕組みが整いました。このことにより、プロセスの自動化が促進され、業務の一貫性が高まります。
4. ソリューション管理
新たに導入されたソリューション管理機能では、関連情報を保持しながら複数のバージョンを一元管理できるようになりました。これにより、品質の高い情報をセルフサービスポータルで提供できるようになり、利便性が向上します。
オンプレミス版のアップデート
ServiceDesk Plusのオンプレミス版、ビルド14940(バージョン14.9)では、ホーム画面に「私の承認」ウィジェットが追加され、各モジュールごとの承認情報が整理されることで、業務の進行がスムーズになります。また、リクエストモジュールの追加フィールドが共通のフレームワークに統合され、一貫した情報管理が実現されました。
5. レポート機能の改善
レポート機能も拡充され、新たに「ReportsConfigAdmin」という役割が追加されました。これにより、さまざまなレポートの管理がスムーズになります。さらに、スケジュールレポートの機能も強化され、CCやBCCを設定することが可能になりました。
結論
ゾーホージャパンによる「ManageEngine ServiceDesk Plus」の新機能は、ITサービスの効率化とユーザー体験の向上を目指しており、企業のニーズに応えた強力なツールとして進化を続けています。今後も、最新技術を取り入れた機能強化が期待されており、企業のIT運用管理のシンプル化に寄与していくことでしょう。詳細な情報は、公式ウェブサイトやリリースノートで確認できます。