神戸の循環プロジェクト
2022-11-30 14:00:01
神戸の商店街が挑む!廃材から作る新しい循環の形
神戸の商店街が挑むサステナブルな未来
神戸の老舗商店街が立ち上げたプロジェクト、『MOTO6 Dress UP Cycle PROJECT』が注目を集めています。このプロジェクトは、暮らしに「捨てない選択肢」を増やすことを目指しており、商店街を舞台にした新しいサーキュラーエコノミーの実現を図る取り組みです。
循環する地域社会を目指して
本プロジェクトは、食と暮らしを起点としたサステナブルな未来を創り出すことをテーマにしています。その中で、商店街だからこそできる「循環する社会」の実現を目指し、地域住民や訪れた人々が参加できる多様なサービスを展開しています。全ての人が、新たな循環型のライフスタイルを享受できることを目指しています。
廃棄物を資源に変える
特に話題となっているのが、「リフモ」と呼ばれるリサイクル素材を使用したクリスマスツリーです。このツリーは、家庭から排出される古着や古布といった繊維系廃棄物から作られています。日本国内では毎年200万トン以上の繊維系廃棄物が発生していますが、リサイクル率はわずか10%程度です。このプロジェクトは、今まで捨てられていた衣類に新たな価値を見出し、衣類リサイクルを推進していくことを目的としています。
古着回収とコミュニティの形成
プロジェクトの一環として、ツリーを飾っている期間中には、古着回収ボックスも設置されます。これにより、訪れた方々が古着を持参することで、ツリーに色とりどりのマグネットを貼り付けて協力し、賑やかな森を一緒に作ることができます。この場を通じて、参加者同士のつながりも生まれ、より充実した地域コミュニティの形成が期待されます。
アップサイクルの先に
クリスマスが終わった後も、ツリーは廃棄されることはありません。役目を終えたツリーは、さらにアップサイクルされ、今度は野菜を育てるプランターとして活用されます。このように、サステナブルな循環が実現されることで、街を彩るだけでなく、地域の食卓にも彩りを添えます。古着の回収から始まったこのプロジェクトは、様々な形を持ち続け、地域に還元されていくのです。
今後のイベント情報
このプロジェクトでは、以下のようなイベントも企画されています:
1. 12月1~25日 SNSフォトコンテスト - 地場産品が当たる。
2. 12月3日(土)オーナメントワークショップ - 手作りのオーナメントを作る。
3. 12月10日(土)壁面イラストワークショップ - 壁面を彩るアートを制作。
4. 12月26日(月)解体ワークショップ - ツリーを解体し、アップサイクルの過程を学びます。
地域住民と訪問者が共に参加できるこのプロジェクトを通じて、神戸の商店街は新たなサステナブルライフスタイルを提案し、地域全体を活気づけることでしょう。新たな価値創造と持続可能な社会の実現へと向かって、今後の展開が楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
そらばたけ
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区北長狭通4−7−28−504
- 電話番号
-
070-8321-0769