ホロラボが国土交通省とともに三次元人流データ活用実証業務に参画

ホロラボ、国土交通省との協力で未来の地域データを探求

株式会社ホロラボ（本社：東京都品川区、代表取締役CEO：中村薫）は、KPMGコンサルティング株式会社とMetCom株式会社と連携し、国土交通省の「令和７年度三次元人流データを活用した課題解決等実証業務」に共同で参加することを報告しました。この取り組みは、地域社会の持続可能な発展に向けた一環として、三次元人流データを利用して自治体の課題解決に貢献することを目的としています。

実証業務の背景と目的

ホロラボが参加するこの業務は、令和6年度の調査業務に引き続き実施されるもので、三次元人流データの認知度を高め、その活用促進を目指しています。具体的には、地域行政が抱える課題の解決に向けて、三次元人流データの利点を生かし、より精緻なデータ分析を実施します。

新たなデータ解析手法により、駅レベルでの人流の高さを分析し、駅周辺や地下街といった複雑な都市構造における人流の特性を明らかにすることで、地域課題のより的確な理解が可能になります。これにより、居住者や訪問者の動線を理解し、より快適な都市環境を提供するための手がかりとなります。

実証業務の範囲と方法

本年度、三次元人流データを使用した実証業務は、東京都内の特定エリアで行われます。これには、池袋エリア（東京都豊島区）、大手町・丸の内・有楽町エリア（東京都千代田区）、そして八王子エリア（東京都八王子市）が含まれています。これらのエリアは、二次元人流データでは捉えきれない複雑な人の流れが存在します。

業務の主な内容としては、地域行政のニーズに基づいた三次元人流データ活用方法の調査と検討、課題解決手法の実証、成果報告会の開催が含まれます。また、業務から得られた知見をもとに、三次元人流データの活用拡大に向けた方策を検討することも計画されています。