SPARXで学ぶ心理療法
2016-07-05 10:00:03

RPGゲームSPARXで楽しく学ぶ認知行動療法の世界

SPARXとは



SPARXは、ニュージーランドのオークランド大学にて開発された本格的な3D RPGゲームです。このプロジェクトは、同国で特に高い10代の自殺率を抑えるための国家プロジェクトとして立ち上げられました。SPARXは、書籍と同等の価格でありながら、楽しく、簡単に認知行動療法(CBT)の考え方を学ぶことを目的としています。

国際的にも評価が高く、国連やユネスコの後援を受けた「国際デジタルアワード」や「ザ・ワールドサミットアワード」を数々受賞しています。

認知行動療法をゲームで学べる



認知行動療法は、主に欧米で抑うつや不安に対して用いられる心理療法の一種です。その基盤は、否定的な思考がパフォーマンスや気分に悪影響を及ぼすという考え方です。この療法の目的は、否定的な思考を見直し、思考をポジティブな方向に導くことです。

しかし、自分で認知行動療法を実践することは簡単ではありません。多くの場合、宿題が課せられるため、やる気を失ったり、途中で挫折してしまうこともしばしばです。しかし、SPARXはこの問題をクリアにし、認知行動療法を楽しく学べる機会を提供します。

SPARXの魅力的な世界観



SPARXの舞台は、調和が崩れた幻想的な世界。元々の住民は完璧を求めすぎた結果、世界のバランスが崩れてしまったという設定は、悩みを抱えるプレイヤーに共感を呼びます。ゲームの進行と共に空が明るくなる様子やストーリーの急展開は、プレイヤーに親しみを持たせ、楽しく続けることが可能です。穏やかで聞き取りやすいガイドの声も、プレイヤーをサポートします。

このゲームでは、直面する問題を解決することにフォーカスし、自責の念や原因追求ではなく、前向きな問題解決型の思考が培われる仕組みになっています。

SPARXの隠れた力



SPARXの大きな魅力は、プレイヤーが自らヒーローとして崩れた世界を救う役割を担える点です。この設定によって、「あなたは価値のある存在だ」というメッセージが与えられ、ネガティブな自己評価を変える手助けをします。このように、SPARXは単なるゲームではなく、自己肯定感を高めるためのツールでもあるのです。

ゲーム内にはリラクゼーション方法も多数紹介されており、プレイヤー自体がリフレッシュすることも可能です。

外化のテクニックを活用



SPARXでは、否定的な認知が外化されることで、自己との一体感とは異なる視点を持たせてくれます。つまり、自分の考えや感情を外部の問題と捉える手法を用いています。これはナラティブ・セラピーの技法にも似ており、自分の人生に悪影響を及ぼす「問題」を明確化することができます。SPARX内では、プレイヤーは「問題は外部に存在し、自分を妨害する存在」として認識でき、そのためプレイヤー自身に対する理解が深まります。

すべての悩みを抱える方に



SPARXは、自信喪失やネガティブな思考に悩むすべての人に適しています。特に、自己評価が低い子供や、引きこもりの方々にも利用できるアプローチです。心理療法への抵抗感がある方でも、ゲームという親しみやすい形で学びながら楽しむことができるのは大きな魅力です。

商品情報



  • - 商品名:SPARX
  • - 価格:1080円
  • - プラットフォーム:
- 【iPhone/iPad】 リンク
- 【Android】 リンク
- 【Windows 7以上】 リンク

販売元はSmileBoom Co., Ltd.で、公式ウェブサイトも用意されています。ただし、日本語版SPARXは認知行動療法の学習をサポートするものであり、医療行為を目的とはしていません。

お問い合わせ



会社情報

会社名
株式会社HIKARI Lab
住所
東京都中央区日本橋兜町17番2号兜町第6葉山ビル 4階
電話番号
050-3634-3265

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