重さで遊ぶ研修
2023-11-13 12:00:02
重さで楽しむ!視覚障害者も対象のボードゲーム研修プログラムを開発
ボードゲームで育む理解とコミュニケーション
ボードゲーム「グラマ」を通じたダイバーシティ&インクルージョン研修が新たに開発されました。この研修は、視覚障害の有無に関わらず楽しめるゲームを用いて、参加者同士の相互理解を促進することを目的としています。
グラマの魅力とは?
「グラマ」は、参加者に異なる重さの巾着袋が配られ、様々な言葉を使って「重さ」を表現し合うゲームです。この体験を通じて、プレイヤーは他者の感情や感覚を理解しやすくなり、お互いの重さをどのように伝えるかを考えるきっかけとなります。また、視覚の状態に関係なく楽しめるため、 inclusivity の重要性を体感できます。このゲームは2022年度のグッドデザイン・ニューホープアワードを受賞した実績もあります。
研修プログラムの内容
この研修は、一般社団法人ビーラインドプロジェクト、ハートクエイク、視覚障害者職能開発センターの3者の連携により実施されます。研修には視覚障害を持つ講師が参加し、彼らの視点から気づきを得る貴重な機会が提供されます。プログラムの内容は以下の通りです。
1. アイスブレイク
2. ボードゲーム「グラマ」の対戦
3. 視覚障害に関する基礎知識の解説
4. 視覚障害者との意見交換会
体験を通じた相互理解
研修の特筆すべき点は、視覚障害者と健常者が共にゲームを楽しむことで、単なる「障害の理解」に留まらず、より深い「ダイバーシティ&インクルージョン」の体験ができることです。参加者は、相互に話し合うことで理解を深め、企業の文化を進化させることが期待されます。
まとめ
今回の取り組みは、ボードゲーム「グラマ」を使った新しい企業向け研修プログラムとして、感情や感覚を通じた理解を促進し、「お互いの違いを理解し、尊重し合うことのできる組織」の創出を目指しています。社会の中でダイバーシティとインクルージョンを促進し、多様な価値観を認め合う環境を築いていくための一歩となることでしょう。私たちが目指すのは、「見ても見なくても見えなくても楽しめる」社会の実現です。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ビーラインドプロジェクト
- 住所
- 東京都豊島区南大塚 2-45-11メゾンドールアム101
- 電話番号
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080-9860-2418