ACMS Cloudの紹介
2025年11月28日、株式会社データ・アプリケーション(DAL)が新たなクラウド型データ連携プラットフォーム『ACMS Cloud』を公式にリリースしました。このサービスは、EDI(電子データ交換)とiPaaS(Integration Platform as a Service)を巧みに融合させたもので、企業が抱えるデータ連携の課題を解決するために開発されました。
背景と課題
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、多くの企業がクラウドサービスやSaaSを導入しています。しかし、システム間の複雑な連携や運用コストの問題は依然として大きな課題です。DALは、これらの障害を打破するためにACMS Cloudを開発しました。ノーコードでのデータ連携構築を可能にし、企業のDXを加速させることを目的としたこのプラットフォームは、従来のEDIを単に進化させたものではありません。
サービス概要
ACMS Cloudでは、企業内外、クラウドサービス、SaaS間でのデータ連携を簡単に構築できます。主要な業界標準プロトコルに対応しており、データの変換や加工も直感的なノーコードアプローチで行えるのが特長です。さらに、AIを活用したチャットボットやユーザーアシスタントを搭載し、日常の業務をより効率的にサポートします。
主な特徴
- - ノーコード運用: 現場担当者でも容易に設定可能な直感的なUI
- - 多層的なサポート: AIチャットボット、FAQ、有形の人員による対応
- - 業界標準プロトコル対応: JX手順、ebXML MS 2.0、AS2、SFTP、Web APIなど
- - クラウド最適化: インフラ調達が不要で迅速な導入が可能
導入メリット
ACMS Cloudを導入することで得られるメリットは多岐にわたります。
1.
高信頼性・高可用性: 「ACMS Apex」を基盤にした安定した運用
2.
コスト効率の向上: インフラを新たに用意する必要がなく、初期費用も抑えられる
3.
シングルプラットフォーム: EDI、ETL、EAI、APIを一つで統合
4.
働き方の柔軟性: システム担当者の負担を減らし、効率的な運用を実現
ユースケース
ACMS Cloudは各業界で広く利用可能であり、具体的なユースケースとしては以下がございます。
- - 社内外の受注・物流を基幹システムと連携するデータ連携基盤
- - 全社での営業・マーケティング・保守点検システムを統合するデジタル連携基盤
- - EDIと基幹システム、物流システムを結びつけるデータ連携基盤
開発責任者のメッセージ
技術本部長の高橋 朗氏は、ACMS Cloudの開発とリリースに対する思いを語っています。生産年齢人口の減少やシステムのサイロ化が進んでいる中、本サービスが企業のスムーズな業務運営に寄与できることを目指しています。柔軟なサポート体制により、企業は必要な機能を短期間で導入できるとしています。
提供プラン
ACMS Cloudは、利用形態に応じた3つのサブスクリプションプランが用意されています。
- - Liteプラン: 月額150,000円で基本的なEDI利用向け
- - Standardプラン: 月額300,000円でEDIとWeb APIを合わせたプラン
- - Enterpriseプラン: 月額450,000円でミッションクリティカルなニーズに応えるプラン
導入を検討中の方には評価環境をご提供し、実際の操作感を体験できる仕組みも整っています。
公式サイト及びホワイトペーパー
詳細な情報は
公式サイトをご覧ください。また、iPaaSの市場背景や課題に関するホワイトペーパーも公開中です。興味のある方は
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まとめ
ACMS Cloudは、今後のデータ連携の未来を切り開く、企業にとって必須のツールとなるでしょう。DALはこのプラットフォームを通じて、企業のDX推進を全力で支援していく姿勢を示しています。