移動型サウナバス「サバス」
2021-11-04 10:59:59
兵庫県で誕生した移動型サウナバス「サバス」とは?
移動型サウナバス「サバス」の魅力
兵庫県姫路市で運行されていた路線バスを改造して新たな形態で生まれ変わった「移動型サウナバス、サバス」。こちらは神姫バス株式会社が手掛けた画期的なプロジェクトです。「サバス」というネーミングは、「サウナバス」からの略称です。この新しいサウナ体験は、ただのバスではなく、サウナ室と休憩スペースを兼ね備えた特別な空間です。
サバスの内部構成
サバスの内部には、リラクゼーションと業務の両方をサポートする休憩スペースが設けられ、さらに薪ストーブを使用した本格的なサウナ室も完備されています。サウナ室内には「押しボタン式オートロウリュ」と呼ばれる機能があり、乗客はボタンを押すことで熱したサウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させることができます。デザインには路線バスのエッセンスも取り入れられており、吊り革や座席配置も彼らの伝統の名残を感じさせます。
車両は2022年の2月に完成予定で、企業やアウトドア施設向けに貸し出される予定です。サウナ好きにとって、移動した先でもサウナを楽しめるとはまさに画期的な発想です。
サバスが生まれた背景
近年、バス事業者は自家用車の普及や人口減少、さらに新型コロナウイルスの影響を受けて厳しい状況に直面しています。この流れを受け、神姫バスはバス事業の収益を維持し、新たな収入源を模索する必要がありました。そこで、バスの利用方法に新たな可能性を見いだし、ユニークなプロジェクトとして「サバス」を立ち上げる決断に至ったのです。
サバスのロゴデザイン
サバスのロゴマークは、姫路市の人々に親しまれてきたバスのイメージを引き継いでいます。神姫バスのシンボルである鳥をデザインに取り入れ、寄せられた思いが込められています。サウナを「火」、目的地を「ピン」、移動を「矢印」に置き換え、サウナを運ぶ鳥のイメージが視覚的に表現されています。
株式会社リバースの役割
株式会社リバースは、サバスの製作を担当している企業です。代表の松原安理佐は神姫バスの社員でありながら、バスによる移動型サービスの可能性を追求した結果、この会社を設立しました。リバースの名前は、「RE BUS(バスの再生)」と「REBIRTH(生まれ変わる)」という意味が込められています。
彼らはサウナバスの他にも、託児所バスやシャワーバス、店舗型バスなど、多様なサービスを展開し、地域活性化や社会課題の解決を目指しています。
サウナイキタイとの協力
サバスの企画とプロデュースは、株式会社リバースとサウナイキタイが共同で行っています。サウナイキタイは、日本初かつ最大のサウナ検索サイトで、全国のサウナ施設情報を提供しており、サウナ好きにとって欠かせない存在です。サウナ体験を記録できる機能や、コミュニティーの形成も行なっています。
まとめ
神姫バスの新たな施策「移動型サウナバス、サバス」は、バス事業の再構築の一環として注目されています。新しい時代のライフスタイルに適応しながら、地域に根ざしたサービスを提供することで、今後の展開が非常に楽しみです。サウナ好きな方は、ぜひ一度「サバス」で特別なリラクゼーション体験を味わってみてください。バスという異彩の存在が、私たちの心と体を温めてくれることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社リバース
- 住所
- 大阪府
- 電話番号
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