Kokkaraとミネルバが初の事業提携を発表、オンライン教育プログラム導入へ

Kokkaraとミネルバ、初の提携

Kokkara社がアメリカの教育イノベーター、ミネルバ社との間で日本初の事業提携を結び、法人向けにオンライン教育プログラム「マネジング・コンプレキシティ」の提供を開始することを発表しました。このプログラムは、複雑なビジネス環境において必要なリーダーシップスキルを身につけるためのものです。

提供プログラム「マネジング・コンプレキシティ」について

Kokkaraとミネルバによる「マネジング・コンプレキシティ」は、社会人向けに設計された10週間のリーダーシップ研修です。このプログラムは、複雑な問題を効果的に解決するためのシステム思考や、周囲を動かすためのパーパス型リーダーシップ、コミュニケーション技術、共創を促すEQなど、実践的な知識とスキルを提供します。これにより、受講者は困難な状況でも自信を持って事業を推進できるようになります。

ミネルバの教育プログラムの特長

ミネルバが提供する教育プログラムは、革新的なカリキュラムと完全アクティブラーニングを基本にしています。受講生の発言内容を瞬時に可視化する「Talk Time」機能や、議論中の参加度を把握するツールを利用することで、学習効果を高めることが可能です。また、授業中の発言や作業は全て記録され、講師から具体的なフィードバックが得られる仕組みも整っています。

今後の展開

Kokkaraは2022年度中に「マネジング・コンプレキシティ」を修了した次世代リーダーを100名育成することを目指しています。さらに、個人向けコースや専門領域に特化したフォーカス・コースも開講する予定です。この取り組みには、質の高いファカルティの育成も重要です。Kokkaraでは、毎年5名から10名の認定講師をミネルバと協力して育成し、プログラムの質をさらに向上させることを計画しています。

Kokkaraについて

Kokkaraは2016年に設立され、福岡県糸島を拠点に、主に組織開発や人材育成を行っているスタートアップ企業です。彼らは、対話やファシリテーション手法を通じて組織の内側から変化を促すことを信念とし、様々なビジネスモデルを展開しています。飲食事業や地域振興、脳科学を基にした空間デザイン事業なども手がけ、今回のミネルバとの提携はその理念を具現化したものです。

Kokkaraの代表、黒川公晴のコメント

黒川社長はこの提携について、リーダーシップ育成の根底にある「一人ひとりの在り方（Being）」を重視していると述べています。組織の変化の源は、個々の持っている価値観だと信じており、今回のプログラムがその実現に寄与することを期待しています。彼はまた、次世代リーダーの可能性が広がることを願っています。

ミネルバプロジェクトについて

ミネルバ社は2011年に設立されて以来、先進的な教育方法を通じて、世界のリーダーを育成してきました。彼らのミッションは、「世界が真に必要とする知恵」を育てることです。このプロジェクトには、最先端技術や学習科学が取り入れられています。ミネルバの教育システムについては、公式ウェブサイトで詳細が公開されています。