いわき市川前町に誕生するクラフトビール醸造所
福島県いわき市・川前町に、地域活性化を狙ったクラフトビールの醸造所「SANDi BREWERY(サンディ・ブルワリー)」が設立される運びとなりました。このプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて資金を募り、その結果、目標金額の200%を達成しました。この成功を受け、このプロジェクトは2024年11月4日まで新たな目標を掲げています。
クラウドファンディングの成功への道
SANDi BREWERYの代表、三戸大輔氏は、昨年度までいわき市川前町の地域おこし協力隊として活動しており、町の未来を考える中でクラフトビール醸造所の設立を目指すことになりました。川前町は、少子高齢化が深刻な地域ですが、三戸氏はこの問題を打破すべくクラフトビールを中心に活性化させる狙いがあります。
醸造所のビジョン
この醸造所では、ビールの原料を自ら栽培し、その成果を使って地元のコミュニティを活性化していきます。具体的には、醸造所にはバーとコミュニティスペースが設けられ、クラフトビールやおつまみを楽しむことができる憩いの場とする計画です。また、醸造過程も見学できるため、訪れる人々は貴重な体験を得ることができます。
さらに、三戸氏はもう一つの古い空き家を改装し、ゲストハウスとしての運営も計画しています。これにより、観光客やビール愛好者が集まる「ビール王国」を川前町に建立し、多くの方々に楽しさや感動を伝えていきたいと考えています。
夢への第一歩
ビールとの出会いはオーストラリアにさかのぼり、ビールの本場であるドイツでの修行後、広島の福山市で醸造所の立ち上げに参加した経歴を持つ三戸氏。そこで培った経験を基に、地元にUターンし、川前町を盛り上げるために自らの夢を追い始めたのです。
「ホップ」「大麦」などのビール原料は耕作放棄地を活用して栽培され、無事に収穫することができました。その収穫物で作られた試作品も好評を博し、地域の魅力を広める役割を果たしています。
リターンの紹介
今回のクラウドファンディングには、魅力的なリターンが用意されています。6,000円の「乾杯!コース」では、初醸造のクラフトビール3本とオリジナルステッカーが手に入ります。また、9,000円の「グラスで乾杯!コース」では、ビール3本とオリジナルグラスがセットに。さらに18,000円では、より多くのビールとグラスがもらえる「みんなで乾杯!コース」があります。
70,000円の「サンディー出張!プライベートビアコース」では、サンディ・ブルワリーのクラフトビールを持参し、特別な体験を提供するプランまで用意されています。
最後に
川前町のクラフトビール醸造所プロジェクトは、地域の新たな魅力を生み出し、町に活気をもたらすことを目指しています。三戸大輔氏の情熱と努力が、川前町の未来を変える第一歩となることを期待しています。サンディ・ブルワリーへの支援は、地域の発展にも繋がるのです。これからの展開にぜひご注目ください!