キヤノンS&S、セキュリティ対策評価制度に対応した新サービスを発表

セキュリティ対策強化の新たな一手

キヤノンシステムアンドサポート（以下、キヤノンS&S）は、経済産業省が導入を進める「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」に向けた新しいサービスを発表しました。中小企業の持続可能な経営を支援するために、この制度への対応を強化することを目的としています。新サービスは、2026年1月13日から提供が開始され、特にセキュリティ対策評価制度において★3（Basic）を取得するために必要な要素を網羅しています。

経済産業省の取り組みによるこの評価制度は、サプライチェーン全体のセキュリティを強化することを目的としており、今後は取引先からこの基準に準拠したセキュリティ対策が求められることが必至です。これにより、中小企業は評価を取得するための知識やリソースの確保が新たな課題となるでしょう。信頼性を確保し取引関係を維持・発展させるためにも、迅速な対応が必要とされています。

新サービスの詳細

キヤノンS&Sが提供する新たなサービスには、以下の3つが含まれます：

1. まかせてIT セキュリティ対策評価制度申請支援サービス
このサービスでは、企業が制度の運用開始と同時に自社の評価を公表できるよう支援を行います。具体的には、セキュリティ方針の策定、社内規則の整備、システム利用の棚卸しと見直しなどを通じて、組織全体のセキュリティ体制の強化が図られます。このサービスは、1,000,000円（税別）で提供されます。

2. まかせてIT セキュリティ対策評価制度更新支援サービス
更新支援サービスは、制度の変化に合わせたセキュリティ対策の更新を支援します。価格は96,000円（税別）です。

3. まかせてIT セキュリティ訓練サービス
セキュリティインシデント発生時の対応を目的とした教育・訓練を提供し、標的型攻撃メール訓練やeラーニングを含みます。このサービスは300,000円～（税別）からの価格で展開されます。

セキュリティ対策の必要性

「まかせてIT BXシリーズ」の導入により、中小企業はセキュリティ対策の負担を軽減し、自社の競争力を向上させることが期待されます。また、同社の専門スタッフが制度説明から実際の評価に至るまで、一貫したサポートを提供するため、企業は安心して取り組むことができます。特に、評価スキームにおいては自己評価や有資格者による評価が必要となるため、十分な準備が求められます。

キヤノンS&Sは今後も、制度の適用に伴う要件の変化や企業ニーズに応じて、支援サービスを随時強化していく予定です。これにより、中小企業が安心してセキュリティ対策に取り組める環境を作り、日本の産業基盤の強化と安全な取引環境の構築に貢献していくとしています。