ソニーが描くサステナビリティとクリエイティブの未来
2025年10月30日、ソニーグループのデザイン部門であるクリエイティブセンターは、新たなトレンドレポート『SIGNALS Creative Research No.02 2026』を発表します。本書は、サステナビリティとクリエイティブの未来に焦点を当て、独自のフィールドリサーチとインタビューをもとに構成されています。これにより、現代のビジネス環境において求められる新たな視点を示しています。
サステナビリティの二面性
近年、サステナビリティに関するリサーチが進むなかで、「長期的な視点」と「迅速な行動」の両方を同時に進める必要性が浮き彫りになりました。本書では、日常生活にサステナビリティの要素を楽しく取り入れる方法を探ります。多くのクリエイターたちが直面するこの課題に、どのようにしてクリエイティブな解決策を見出せるのか、楽しさを感じながら進めていくことができるかに着目しています。
具体的には、環境活動家で音楽家の
ブライアン・イーノ氏や著名な解剖学者
養老孟司氏等へのインタビューを通じて、クリエイティブなアプローチのヒントを探ります。また、世界中の事例を紹介し、「未来世代の祖先として生きる」ことの重要性を論じます。
本書の構成と内容
本書は、以下の部分に分かれています。
Introducing SIGNALS
このセクションでは、クリエイティブとサステナビリティがいかに連携し、新たな未来を切り開くかについての基礎知識を提供します。
A Long-Term Optimist
ブライアン・イーノ氏と石井大輔氏との対話を通じて、未来をより良くするためのクリエイティブの力を探ります。
Feature: How to Act Today as a Future Ancestor
ここでは、サステナビリティとクリエイティブの融合について考察されます。具体的な行動にどう結びつけるかを論じます。
Part 1: Whispers of the Invisible
ここでは見えないサステナビリティの実践が取り上げられ、責任ある行動の重要性が強調されます。
Part 2: Techno-logical Folklore
技術と自然の関係を見つめ直し、人の創造力が如何に自然から影響を受けるかを探ります。
Part 3: #Fandom Earth
ファンダムの力を利用し、コミュニティが社会的にどのように変化をもたらすかについて分析します。
また、最終的には漫画と小説も収められ、視覚的にも楽しめる内容となっています。
クリエイティブセンターのビジョン
ソニーのクリエイティブセンターは、ただのデザインを超え、プロダクト、エンタテインメント、金融、モビリティなど多岐にわたる分野で活動を展開しています。「感動に満ちた世界を創り、次世代へつなぐ」ことを目指し、社会の変化や人々の意識を反映させたデザインを行っています。本書もその重要な一部です。
昨年発表された『SIGNALS Creative Research No.01』が大きな反響を呼んだ中、今回のNo.02も多くの期待が寄せられています。サステナビリティに関する新たな視点を持つこの本は、クリエイティブな世界をより一層魅力的に展開させる一助となるでしょう。
書籍情報
著者: ソニーグループ株式会社クリエイティブセンター
編集協力:『WIRED』日本版
発行: コンデナスト・ジャパン
仕様: B5変形、120ページ
定価: 1,800円(税抜)
発売日: 2025年10月30日
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公式ウェブサイト
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@sonydesign_official