バイセル、2025年12月期第2四半期決算を発表
株式会社BuySell Technologies(以下、バイセル)は、2025年12月期第2四半期の決算結果を発表しました。この期間中、バイセルの連結売上高は前年同期比67.2%増の数字を記録し、営業利益も100.1%増となる好調な成果を上げました。これに伴い、営業利益の見通しを85億円に上方修正を行いました。
収益の好調な要因
バイセルのリユース事業では、出張訪問買取事業及び店舗買取事業が非常に順調に推移しました。特に、顧客のリピートを促進する戦略が功を奏し、買取単価の向上も相まって業績の向上に寄与しました。また、オーガニックな成長に加え、新たに連結されたレクストHDが生産性向上を実現し、販管費削減に成功したことも大きな要因です。
これにより、2025年の上半期の営業利益は前年同期比で24億円の増加となり、計画比で5.6億円の上振れを記録しました。この結果、営業利益は48.4億円に達し、大幅な増益となりました。
中間純利益の状況
海外オファリングに伴う留保金課税の解消により、実効税率が低下したため、中間純利益も前年同期比で大幅に増加しました。具体的には、15.8億円の増加が見込まれ、これは一時的なものではなく継続的に期待できるEPS向上策となります。
業績予想の変更
バイセルは、2025年の通期計画において再度の業績予想修正を行い、営業利益を85億円に上方修正しました。これにより、営業利益率も8.5%となる見込みです。下期に向けた在庫水準の確保やブランディング投資予算の増額も計画に反映されており、下期営業利益も前回計画を上回る見通しです。
事業構成について
バイセルグループは、出張訪問買取事業および店舗買取事業を行っており、グループ会社間の連携強化を図っています。2025年12月期より新たにレクストHDが連結に加わったことで、事業の拡張および収益向上が期待され、今後の成長が見込まれています。
グループ出張訪問買取事業の成果
第2四半期の出張訪問数は、そこからの問い合わせ獲得が好調に進み、再訪問獲得にも成功した結果、前期比で約22%増加しました。特に、高レベルのアポイントメントによる売上総利益が順調であり、業績を後押しする要因となっています。
会社概要
バイセルは「人を超え、時を超え、たいせつなものをつなぐ架け橋となる。」を企業のミッションに掲げ、中古品の買取や販売を行っている業者です。特に着物やブランド品などのリユースを行うことで、次のユーザーへとつなげています。テクノロジーの活用やM&A戦略を通じて、持続可能な成長を目指すバイセルの動向に今後も注目です。
詳細な開示内容については、公式IRページをご覧ください:
バイセル公式IRページ。