大和ハウスグループ2社がPRIDE指標2024でゴールド受賞
大和ハウス工業とロイヤルホームセンターの2社が、職場におけるLGBTQ+への取り組みを評価する「PRIDE指標2024」において、最高評価であるゴールドを受賞しました。これは、両社が積極的に推進するダイバーシティ&インクルージョン経営の成果と言えるでしょう。
大和ハウス工業の取り組み
大和ハウス工業は、第7次中期経営計画において「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げ、多様な人材が能力を発揮できる環境づくりに注力しています。LGBTQ+への取り組みとして、全社員を対象とした研修や啓発イベントの実施、入社時のeラーニングによる理解促進、専門知識を持つ外部スタッフによる相談窓口の設置などが挙げられます。
特筆すべきは、同性パートナーにも配偶者と同様の福利厚生や規定を適用している点です。これは、LGBTQ+の従業員が安心して仕事に取り組めるよう、配慮された施策と言えるでしょう。こうした継続的な取り組みが評価され、大和ハウス工業は2021年から4年連続でゴールドを受賞しています。
ロイヤルホームセンターの取り組み
ロイヤルホームセンターも、あらゆる差別を排除し、従業員一人ひとりが尊重される職場環境づくりを目指しています。LGBTQ+に関しては、社内報や研修を通じた啓発活動に加え、2024年度には「同性パートナーシップ制度」を導入。結婚休暇や住宅手当、慶弔見舞金など、一部福利厚生を同性パートナーにも適用するなど、制度を拡充しました。
2022年と2023年にはブロンズを受賞していましたが、着実な取り組みの成果として、2024年度にはゴールドを獲得。着実なステップアップを見せています。
PRIDE指標とは?
PRIDE指標は、任意団体work with Prideが策定した、LGBTQ+の働きやすい職場づくりを推進するための評価指標です。「Policy(行動宣言)」「Representation(当事者コミュニティ)」「Inspiration(啓発活動)」「Development(人事制度・プログラム)」「Engagement・Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の5つの項目で評価され、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で評価されます。
大和ハウスグループの2社がゴールドを受賞したことは、LGBTQ+を含む多様な人材の活躍を促進する企業としての取り組みが、高く評価された証と言えるでしょう。
今後の展望
大和ハウスグループは、今後もSDGs達成に向けて、LGBTQ+だけでなく、女性や障がい者、シニアなど、多様な人材が活躍できる環境づくりを強化していくとしています。多様な視点を取り入れることで、企業経営の更なる発展に繋げていくことが期待されます。 多様な人材がそれぞれの個性と能力を発揮できる、より良い社会の実現に向けて、企業の積極的な取り組みが重要となるでしょう。