共生社会を目指しマンションの未来を考えるシンポジウム開催

共生社会を築くためのシンポジウムについて

2025年8月21日（木）、大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社が主催するシンポジウム『“住まい”から始まる共生社会～認知症バリアフリーな地域づくり～』がオンラインで開催されます。このイベントは、無料で参加可能ですが、特典として「マンションみらい価値研究所」のメルマガ会員限定となります。参加登録を行えば、将来的にイベントのアーカイブ動画も視聴できる予定です。

増えるマンションの課題

現代のマンションは、老朽化による維持管理の困難や、住民の高齢化に伴う認知症問題、孤立死の懸念など複数の課題に直面しています。これらの問題は“二つの老い”とも称され、少子高齢化が進む現代社会においては特に深刻な状況です。これに対応するためには、住民同士が支え合う「共生社会」の実現が求められています。

シンポジウムの概要

シンポジウムでは、東京都健康長寿医療センター研究所、厚生労働省、株式会社日本総合研究所から専門家が一同に会し、共生社会の実現に向けた具体的な取り組みについて、多角的に議論します。プログラムの一部として、特別講演や基調講演、パネルディスカッションが行われる予定です。

- 特別講演1: 厚生労働省の老健局認知症施策・地域介護推進課による講演
- 特別講演2: 株式会社日本総合研究所が進行する日本認知症官民協議会の事務局からの講演
- 基調講演: 東京都健康長寿医療センター研究所の井藤佳恵先生による『共生、孤立、老年期の妄想』
- パネルディスカッションも予定されています。

登壇者の紹介

井藤佳恵先生は、東京都健康長寿医療センター研究所で研究部長を務めています。東京大学を卒業後、東北大学医学部を経て、精神科医として数々の実績を重ねてきました。地域における高齢者の意思決定課題を研究する専門家であり、多くの知見が期待されています。

司会は久保依子さん。マンション管理士、防災士としての経験を経て、大和ライフネクストにて新築マンションの販売や管理業務を行い、マンションの未来に関する著書も手掛けています。

参加方法と特典

シンポジウムに参加希望の方は、入会費・年会費無料の「マンションみらい価値研究所」メルマガ会員への登録が必要です。登録後、各種セミナーやシンポジウムへの参加が可能となり、イベントのアーカイブ動画の視聴もできます。

- メルマガ会員登録はこちら: 公式サイト

マンションみらい価値研究所とは

2019年に設立された「マンションみらい価値研究所」は、マンション業界における様々な問題を分析し、新たな価値創造に貢献します。地域住民の高齢化や経済的な課題など、社会インフラとしてのマンションの未来を見据えた研究が行われています。また、各種セミナーや研究成果を通じて、居住者がより良い環境で暮らせるよう支援しています。

収録会場「赤坂プラスタ」

シンポジウムは「赤坂プラスタ」にて開催されます。この施設は、大和ライフネクストのリノベーションによってオープンした情報発信のプラットフォームで、専門家や研究者が交流し、知見を発信する拠点です。様々なステークホルダーが集まり、オンラインとオフラインの両方で意見交換が行える場となることを目指しています。