フロー合成用水素化触媒に新製品
2024-07-02 09:22:43

エヌ・イー ケムキャット、貴金属量低減を実現したフロー合成用水素化触媒「SPAICシリーズ」に新ラインナップ追加

貴金属量を大幅削減!フロー合成用水素化触媒「SPAICシリーズ」に新ラインナップ追加



エヌ・イー ケムキャット株式会社は、フロー合成反応に適した水素化触媒「SPAICシリーズ」に、貴金属量を大幅に低減した新製品を追加し、試薬販売を開始しました。

「SPAICシリーズ」は、フロー合成反応における圧力損失を考慮した設計で、カラム型ベンチフロー反応装置での利用に適しています。今回の新製品では、貴金属担持量を1.0wt%以下に低減しながら、従来品と同等の高い触媒活性を維持することに成功しました。さらに、活性貴金属種として、パラジウム(Pd)に加え、プラチナ(Pt)、ロジウム(Rh)もラインナップに加わり、水素化反応における幅広いニーズに対応できるようになりました。

# 新製品の3つの特徴



1. 貴金属量の大幅低減: 当社独自の技術により、貴金属担持量を従来品の5.0wt%から1.0wt%以下(Rhは0.5wt%)にまで低減しました。これにより、環境負荷の低減とコスト削減に貢献します。
2. フロー合成反応に最適な設計: 圧力損失を考慮した設計により、カラム型ベンチフロー反応装置での利用に適しています。また、粉末および固定床触媒に関する長年の知見と、精緻な貴金属担持技術により、担持体サイズ0.3mm~1.0mmにおいても高い触媒活性を実現しています。
3. 活性貴金属種の拡充: パラジウム(Pd)に加え、プラチナ(Pt)やロジウム(Rh)をラインナップに追加することで、さまざまな水素化反応に対応できるようになりました。

# フロー合成技術の発展に貢献



エヌ・イー ケムキャット株式会社は、今後もフロー合成での連続製造を目指す企業との連携を強化し、本製品の更なる展開を進めると同時に、日本におけるフロー合成技術の発展と実用化に貢献してまいります。

# 日本プロセス学会2024サマーシンポジウム出展



本製品は、2024年7月4日(木)・5日(金)に長崎県長崎市で開催される「日本プロセス学会2024サマーシンポジウム」の弊社ブースで展示されます。ぜひご来場ください。

開催概要

会期: 2024年7月4日(木) 10:00~18:00、7月5日(金) 10:00~17:00
会場: 長崎ブリックホール3階会議室
住所: 〒852-8104 長崎市茂里町2-38
主催: 日本プロセス化学会
入場料: 無料(展示会のみ見学の場合) ※シンポジウム・情報交換会への参加は有料

詳細はこちら

https://www.cdsympo.com/process2024/index.html

# エヌ・イー ケムキャット株式会社について



エヌ・イー ケムキャット株式会社は、1964年に設立され、プロセス触媒、自動車排ガス浄化触媒(三元触媒・ディーゼル自動車触媒等)、燃料電池電極触媒等の開発・製造・販売と貴金属の回収・精製を行っています。

本社: 〒105-5127 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿易センタービルディング南館 27 階
沼津事業所: 〒410-0314 静岡県沼津市一本松 678
つくば事業所: 〒306-0608 茨城県坂東市幸神平 25 番3号


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