日本初の抗菌・抗ウイルス加工サービス「HUG」
2021年1月、オリジナルウェアブランド「ALL YOURS」を展開する株式会社オールユアーズが新たに設立した子会社「HUG株式会社」が、画期的なサービス「HUG」を開始しました。このサービスは、制服やおしぼりなどの布製品を回収し、抗菌および抗ウイルス加工を施すもので、日本初の取り組みです。
サービスの背景
新型コロナウイルスの影響で、企業や事業者においては、顧客だけでなく従業員に対しても安心安全な環境を提供することが求められています。そこでHUGは、既に使用されている布製品を加工することで、無駄なく安心感を提供できるサービスとして生まれました。
HUGでは、抗菌・抗ウイルス加工を施した製品は、工業洗濯50回後でもその効果が持続することが示されています。具体的には、タオルを週に4〜5回洗濯した場合、約2.5ヶ月から3ヶ月の間、抗菌・抗ウイルス効果が期待できます。さらに、布製品と接触してから1分以内にその抗菌効果が発揮されることも研究で確認されています。
HUGの特長
1. 新たに製造しない
HUGの特徴の一つは、既存の布製品に対して加工を施すため、新たに製造する必要がないという点です。これにより、無駄な生産を避け、環境にもやさしいサービスを提供できます。
2. 効果が持続
HUGによる抗菌・抗ウイルス効果は、定期的な加工により恒久的に持続します。特に、公的試験機関での検査では、抗ウイルス活性値が4.3を記録し、安心の効果が確認されています。
3. 環境に優しい
HUGで使用される加工製品は、人体に有害な物質を含まず、加工時にはリサイクル水を使用するため、地球にも優しいアプローチを取っています。
導入企業とその声
HUGのサービスは、渋谷駅近くの「sequence MIYASHITAPARK」や一つ星レストラン「sio」など、さまざまな業種で導入が進んでいます。
「この抗菌加工がなされていることで、従業員の心理的安心感が得られ、安心して仕事ができる環境を整えることができました。」
「飲食店においておしぼりやユニフォームの安全性は非常に重要です。この取り組みは必然であり、私たちの信頼を高めるものです。」
よくある質問
HUGでは、「どんな布製品でも加工可能か?」という質問に対して、基本的には日常的に使用される布製品であれば対応可能ですが、特定の条件下ではお断りするケースもあるとのことです。また、導入コストは製品の種類や数量によって異なり、フェイスタオルなら1枚300円から導入可能です。
結論
HUGは、コロナ禍における新たなニーズに対応した画期的なサービスとして、布製品の衛生管理を進化させています。顧客に対する「安心」と同時に、そこで働くスタッフへの配慮も怠らないこのサービスは、今後多くの業界で広まっていくことでしょう。
詳細については、公式サイト「
HUG」をご覧ください。