辰己英治の軌跡を辿る一冊『Mr.SUBARU/STI』が登場

辰己英治と共に歩んだSUBARU/STIの歩み

2024年12月9日、株式会社三栄から新たに刊行される「Mr.SUBARU/STI 辰己英治の軌跡」。この書籍は、特にモータースポーツでの活躍が目覚ましい辰己英治総監督の、これまでの業績を深く掘り下げる一冊になります。辰己氏は、SUBARUとSTIが繰り広げるニュルブルクリンク24時間レースの総監督として、そのほとんどすべての活動を見守り、けん引してきました。

彼のキャリアは、2008年に始まったニュルブルクリンク24時間レース活動から始まりました。ここでの経験を通じて辰己氏は、レースから得られた知見をプロダクトに反映させる重要性を強く胸に刻んでいました。代表的なものとして「S206」のようなコンプリートカー開発や、「フレキシブルタワーバー」や「フレキシブルドロースティフナー」といった高性能パーツのリリースが挙げられます。これらは多くのスバル／STIファンの心を掴み、ブランドの信頼性を高める要因となってきました。

本書は、辰己氏の功績とともに、彼自身の声を直接聞くことができる貴重な内容が盛り込まれています。退任前に実施された独占インタビューや、彼が関わったすべてのレース活動の詳細なレポートを収め、また、井口卓人、山内英輝、佐々木孝太、久保凜太朗、カルロ・ヴァン・ダム、ティム・シュリックといったドライバーたち、さらにプローバの吉田寿博社長や、SUBARUの藤貫哲郎専務、STIの賴寛海社長とのインタビューも収録されています。これにより、辰己氏との思い出や、これから受け継がれるべき価値観、技術についても触れられているのです。

この書籍は、SUBARU/STIファン、辰己英治に対する敬意を抱くすべての人々にとって必読の一冊となることでしょう。彼の足跡を辿り、未来への希望を感じることでしょう。レース愛好者、市場の動向に目を光らせるエンスージアストにとっても、この書籍は新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。