男女雇用均等法展示
2025-12-05 13:02:22

男女雇用機会均等法の公布原本が展示される特別イベント開催!

男女雇用機会均等法の歴史と特別展示



独立行政法人国立公文書館は、令和7年12月に特別展示を開催することを発表しました。今回の展示の目玉は、上記のテーマに関わる「男女雇用機会均等法」の公布原本です。この法案は1985年に制定され、2025年には分野での施行から40年を迎えます。展示の期間は12月13日(土)から12月26日(金)で、ぜひ足を運んで実物を見ていただきたいと思います。

男女雇用機会均等法の重要性


男女雇用機会均等法(以下、均等法)は、職場における性による差別を防ぐことを目的とした重要な法律です。その制定背景には、日本が国際婦人年や女子差別撤廃条約など、国際的な枠組みの中で行動を起こす必要があったことがあります。法案の制定は、昭和60年(1985年)に始まり、翌年には施行されました。当初は、男女の労働条件に関する平等を目指した内容でありながら、解雇や定年に関する規定については男女差別を禁止する一方で、採用や昇進については事業主に対する努力義務としての位置づけでした。このため、実際には不十分とされていました。

その後、1997年には大きな改正が行われ、募集や採用、昇進などのプロセスについても禁止規定が整備されました。さらに2006年の改正では、男性に対する差別も禁止され、妊娠や出産を理由にした不当な扱いも禁止されるなど、より包括的に男女平等が求められる内容へと変化していきました。

特別展示の見どころ


国立公文書館の特別展示では、男女雇用機会均等法の公布原本を実際に見ることができます。これほどまでに重要な法の原本を目にする機会は、長い歴史の中でも稀であり、多くの人々にとって貴重な経験となることでしょう。展示の開催中には、日曜日に休館があるため、計画的に訪れることをお勧めします。

展示は国立公文書館の東京本館で行われ、午前9時15分から午後5時まで開館しています。アクセスも良好で、東京メトロ東西線の竹橋駅から徒歩5分という立地です。

また、この特別展示に関連して、国立公文書館では約30種類のデジタルコンテンツも提供しています。これにより、遠方からの訪問者も歴史を振り返りながら楽しむことができ、特に「時代を超えて輝く女性たち」に焦点を当てた展示も予定されています。ここでは、津田梅子や黒田チカ、中山マサといった、女性としての地位向上に尽力した先駆者たちにスポットを当て、多様な視点から彼女たちの偉業を紹介します。

数字やデータをもって、国がどのように変わってきたかを理解することは大切であり、過去を知ることは未来への指針にもなります。

展示の詳細


開催期間: 令和7年12月13日(土)~ 12月26日(金)
開催場所: 国立公文書館東京本館1階常設展示室
住所: 東京都千代田区北の丸公園3-2
アクセス: 竹橋駅1b出口から徒歩5分
開館時間: 午前9時15分~午後5時00分

この貴重な機会を逃さず、ぜひ男女雇用機会均等法の原本に発見をもたらして見に行ってください。皆様のご来館を心よりお待ちしております。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立公文書館
住所
東京都千代田区北の丸公園3-2
電話番号
03-3214-0621

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