銀座で楽しむアートなクリスマスツリー「137_+1」

銀座の魅力とアートの融合

東京の中心地、銀座。かつて新聞社が集い、文化と情報が行き交ったこの場所に、特別なアートクリスマスツリー「137_+1」が登場します。期間は2025年12月5日から25日まで、ハイアットセントリック銀座東京の4階ライブラリーラウンジで展示され、訪れる人々に新たな視覚体験を提供します。

このツリーは、現代美術家・足立篤史氏によって制作され、YUGEISHA GALLERYが監修を担当。タイトル「137」は、ここ銀座に初めて新聞社が設立された1888年からの年月を象徴し、「+1」はこれからの未来を意味しています。この作品には、ホテルが開業後に使用された新聞紙が利用されており、紙を丸めた形状は昔の輪転機の動きやリズムを彷彿とさせます。

オーナメントの意味

ツリーには銀色の球体オーナメントが飾られており、これは時間の流れや人々の記憶を映し出す役割を持つ“鏡”を意図しています。このオーナメントは、過去の出来事が今も色あせず、私たちに影響を与えていることを示しています。

ツリーの足元には、印刷過程で生まれる「損紙」と実際の新聞紙を混ぜたギフトボックスが整然と並べられています。これらの紙が形を変えて新たな価値を生み出す様子は、クリスマスの温かい贈り物の象徴でもあります。さらに、ツリーのトップにはホテルが新たに迎えた瞬間を友と語る光輝く星が施されています。この星は新聞で伝えられた過去の記録から生まれ、未来への道を照らしてくれるかのようです。

アートと歴史が交差する瞬間

「137_+1」は、銀座という土地の歴史と未来が交差する特別なアートツリーです。クリスマスシーズンのひとときに、家族や友人と共にこのアート体験を楽しみ、過去の記憶を感じつつ、新たな未来に思いを馳せる機会となることでしょう。

この特別な展示は、ただ観るだけでなく、感じるアートとして多くの人々の心に響くことでしょう。足立篤史氏の独自の視点が映し出された「137_+1」を前に、多くの人が集い、思い出やエピソードを共有できる場となることを願っています。

足立篤史氏のプロフィール

足立篤史氏は1988年に神奈川県で生まれ、2014年に東京造形大学の美術学科彫刻専攻を卒業。その後、数々の展示に参加し、現代芸術の促進と記憶の実体化を追求しています。作品はしばしば過去の記録を照らし出し、私たちに新たな視点を与えてくれます。彼の作品の根底には、物の存在が持つ歴史や人々の記憶の重要性が流れています。

ハイアットセントリック銀座東京

また、ハイアットセントリック銀座東京は、銀座の文化的背景を感じながら、快適さと機能性を兼ね備えた164室の客室と多種多様な飲食施設を持ったモダンなブティックホテルですませ、周囲の名店を巡る絶好の拠点です。魅力あふれる銀座で、アートなクリスマスツリーを眺めつつ、豊かな文化に触れる時間をお過ごしください。