環境を考慮した新製品の登場
チヨダウーテ株式会社は、リサイクル石膏を使用した「チヨダサーキュラーせっこうボード」の新バリエーションとして、厚さ9.5mmを加えました。この新製品は、2025年1月6日からの販売を予定しており、環境に配慮した建材市場に新たな選択肢を提供します。
リサイクルと持続可能性への取り組み
チヨダウーテは、環境問題に対する強い意識を持つ企業であり、同社のリサイクル事業は業界の先駆けとして評価されています。2013年には株式会社トクヤマと共同で廃石膏ボードを収集・リサイクルする新会社を設立し、三重、千葉、北海道の3拠点で事業を展開してきました。
新たに登場する9.5mmの厚さは、顧客のニーズに応じて追加されたもので、これにより、さらに多様な用途に対応できるようになります。
環境に優しい建材としての特徵
チヨダサーキュラーせっこうボードは、廃石膏ボード由来のリサイクル材料100%で構成されています。この取り組みによって、製造時のカーボンフットプリントを実質的にゼロに近づけ、持続可能な建築資材として注目されています。さらに、2024年5月には、環境影響のデータを「エコリーフ」として公開し、製品の環境性能を透明化しています。
市場の需要と今後の展望
近年、多くの企業や団体から、環境配慮型の建材に対する需要が高まっていることが認識されています。チヨダウーテは、今回の厚さ9.5mmの追加によって、顧客にさらなる利便性を提供し、市場での存在感を高めていくことを目指しています。
製品の詳細
具体的な製品情報を見てみましょう。
- - 製品名: チヨダサーキュラーせっこうボード
- - 寸法: 910 mm × 1,820 mm × 9.5 mm
- - 重量: 約11 kg/枚
- - 設計価格: 1,400円/枚(850円/㎡)
- - 防火性: 準不燃材料(告示1401号に準拠)
これらの詳細は、建材の選定にあたり重要な要素となり、設計者や施工業者にとっても魅力的な製品です。
結びに
チヨダウーテの「CHIYODA VISION ZERO」の理念のもと、同社は環境に優しい建材を通じてしっかりとした社会作りに貢献していく考えです。新たに追加されたチヨダサーキュラーせっこうボードの厚さ9.5mmは、持続可能な未来を目指す建築業界において、一層の普及が期待されています。