富安金属印刷株式会社が挑んだネットワークの再構築
富安金属印刷株式会社は、その業務の拡大に伴い、ITインフラに迫られる課題を解決すべく、FXC株式会社のスイッチを導入しました。ここでは、導入に至るまでの経緯や選定のポイントをご紹介します。
背景と問題点
埼玉県草加市に位置する富安金属印刷の本社工場は、オフィス棟や3つの工場建屋に加え、倉庫を備えた大規模な施設です。この広大な敷地内では、多数の印刷機械やデータを扱うパソコン、さらには工程管理システムが日々稼働しており、円滑な業務を支えるために高度なITネットワークが不可欠です。
しかし、2023年10月頃から同社内ではネットワークが頻繁にトラブルを起こすようになりました。営業部の参与である島津愼司様によると、業務のデジタル化に伴って、ICT機器が増え続け、特にIPアドレスの枯渇が問題となっていたそうです。この影響で、予期せぬDHCPサーバによるネットワークトラブルが頻発し、業務に大きな影響を与えていました。
必要な対策とは
こうした状況を受け、富安金属印刷では「限られたIPリソースを適正に使用するためには、DHCPサーバやVLANの構築が急務」と判断しました。このニーズに応えるため、リコージャパン株式会社のサポートを得ることに。彼らは、もともと同社のコピー機の導入やメンテナンスを行っていたため、安心して相談できるパートナーでした。
リコージャパンはネットワークの初期段階から関与し、コンサルティングから機器設計、テスト、導入まで、半年以上の時間をかけてプロジェクトを推進しました。その結果、ネットワーク環境の改善が進んだのです。
導入された製品
選定の過程で、コストパフォーマンスに優れ、実績が豊富なFXCのスイッチが導入されることが決まりました。主に以下の2製品が選ばれました。
1.
L3スイッチ FXC9432
こちらは10Gギガアップリンクに対応したスタッカブルスイッチで、ネットワークの性能向上に寄与します。
FXC9432 製品詳細
2.
L2+スイッチ FXC6528
ギガビットL2+スイッチで、同様に高いコストパフォーマンスを誇ります。
FXC6528 製品詳細
3.
1000M SFPモジュール (MGB-SX)
ネットワークの柔軟性を高めるためのモジュールです。
SFPモジュール詳細
このように、富安金属印刷株式会社は信頼できるパートナーと共に、急務であったネットワークの再構築を成し遂げました。今後の業務がさらにスムーズに進むことが期待されます。彼らの勇気ある挑戦は、同じような課題を抱える企業にとって、多くの示唆を与えるものでしょう。