NEとCafe24が手を組んで越境ECの推進へ
2026年6月30日付で、NE(エヌイー)株式会社と韓国のCafe24 Corp.が業務提携契約を締結しました。この提携により、両社は日本国内のEC事業者の国際展開を支援する新たなアプリケーションの開発を進めます。NEは、神奈川県横浜市に本社を置くEC支援企業で、SaaS型ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」を提供しています。一方、Cafe24は、620万以上の登録ユーザーや200万以上のオンラインストアを抱える、韓国発のグローバルECプラットフォーム企業です。彼らは、EC事業者が海外市場へスムーズに進出できるよう支援する豊富なサービスを提供しています。
この提携の主な目的は、Cafe24が提供するプロフェッショナルサービス「Cafe24 PRO」と、NEが提供する「ネクストエンジン」を統合するアプリの開発です。Cafe24 PROは、商品登録、マーケティング支援、多言語ショッピングモール構築など、EC事業者が海外進出する際に必要とされる業務が揃ったパッケージサービスです。NEは、このサービスと自身のバックエンドシステムを結びつけることで、越境ECの実務負担を軽減し、取り組みやすい環境を整備します。
越境EC市場の進化とNEの戦略
現在、消費者の購買行動が変化している中、越境ECの市場はますます拡大しています。AI技術の進化により、消費者は商品の比較や選定を行う手段が増え、EC事業者は国境を越えた販売機会を取り込むことが重要になっています。NEは、日本国内のEC事業者が国際的に展開できるよう、「ネクストエンジン」を通じてサポートすることを戦略の一環としています。これにより、EC市場をより改革することを目指しています。
具体的な施策
NEとCafe24は、提携により以下の施策を順次実施する予定です。
1.
アプリケーションの連携開発: Cafe24 PROとネクストエンジンを結びつけたアプリを2026年7月末に一部顧客向けに先行リリースし、8月中に正式リリースする予定です。このアプリを通じて、海外市場に向けたショップの運営が簡素化される見込みです。
2.
顧客へのサービス提供: NEは、自社のネクストエンジンの顧客に対してCafe24 PROの活用を促進し、国際展開の支援を行います。これにより、EC事業者は海外展開の際の運営支援を受けられるようになり、より多くの販売チャネルにアクセスすることが可能となります。
3.
共同サポート体制の整備: Cafe24は、関連資料や営業サポートを行い、NEは技術的なサポートを提供することで、両社共に顧客の問題解決に取り組む体制を強化します。
両社の展望
NEの代表である比護則良社長は、Cafe24との提携を通じて、日本国内のEC事業者が国際的な販売に向けた取り組みをよりスムーズに行えるよう、ECの基盤を更に強化する考えを示しました。Cafe24のLee Jaesuk CEOも、日本と韓国のサポートを通じて越境ECの発展に寄与する意欲を述べています。
将来の方向性
実際、提携は2026年4月に公表された基本合意に基づくものであり、両社は越境EC展開を支える強固な基盤を構築するために努力を続ける意向を持っています。将来的には、NEが進めるAPIマニュアルの刷新や技術検証なども進め、より効率的なEC事業運営を支えることを目指しています。これにより、日本国内外の消費者に対するサービス向上が期待されています。