東洋学園大学が挑む資源循環型リサイクル
最近、大学での環境への配慮がますます求められる中、東洋学園大学(文京区)では新たに資源循環型リサイクルシステム「紙対応」を導入しました。この取り組みは、古紙リサイクルを推進するコアレックス信栄株式会社との連携によって実現しました。大学内で発生する不要な紙資源を、再びトイレットペーパーなどの生活必需品へと変えるこのシステムは、持続可能な社会の実現に向けた一歩となります。
環境への取り組み
東洋学園大学は、これまでもSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた教育活動やキャンパス運営に注力してきました。大学では日々、授業資料や研究データ、学生のレポートなど大量の紙資源が使用され、同時に多くの不要な紙も排出されています。これらの紙をただ廃棄するのではなく、新たな資源として再生する取り組みが始まりました。
コアレックス信栄が持つ独自の古紙再生技術を活用し、大学内で発生した紙資源をつかって、リサイクル可能な製品へと生まれ変わる仕組みです。「紙対応」では、ホチキスやクリップ、バインダーの金具がついた状態でも、分別せずに溶解処理し、トイレットペーパーを製造します。これにより、難再生処理が必要とされている紙でもリサイクル可能になります。
循環型社会の実現
また、この取り組みは環境負荷の低減にも寄与しています。温水による溶解プロセスを採用することで、焼却処分と比べた際のCO2排出量を大幅に削減することが期待されています。キャンパス内での完全な資源循環を実現し、環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。
現在、大学から排出される紙資源の回収・リサイクルプロセスが進行しています。未来には、キャンパス内の化粧室にコアレックス信栄が製造したトイレットペーパーを導入し、学生と教職員が自ら排出した紙が実際の製品として戻ってくる体験ができるようになります。
教育の場としての意義
このリサイクルシステムは、学生や教職員に「循環を体感する」機会を提供し、環境問題への意識向上を図ることを目的としています。日常生活の中で、廃棄物がどのように有効利用されるのかを理解し、行動を変えるきっかけとなるでしょう。
今後、東洋学園大学はこの取り組みを通じて、より良い環境教育の場を提供し、次世代への意識の変革を促進していくことを目指しています。
コアレックス信栄株式会社の情報
コアレックス信栄株式会社は静岡県富士市に本社を構え、トイレットペーパーやティッシュペーパーの製造・販売、古紙の再生処理を行っています。彼らの技術力によって、より多くの紙資源が循環され、環境に優しい社会が構築されることが期待されています。詳細は公式ウェブサイト(https://corelex.jp/)をご覧ください。