三輪舎3年ぶりの本公演『追灯の踊り』が開幕
2025年9月26日(金)から28日(日)までの3日間、東京都新宿区のSTUDIO ZAPで、三輪舎による本公演『追灯の踊り』が上演されます。今回の公演は、2022年に上演した『中二階のある家ある画家の話』以来のもので、作品の中で描かれるのは、亡くなった女性の踊りを通して繋がる過去と現在の物語です。
公演の概要とあらすじ
『追灯の踊り』では、都会の喧噪の中、夜な夜な集まるクラブ「re:play」を舞台に、2人の男性キャラクター、相馬と九里原が出会うところから物語が始まります。そこで彼らは、数年前に他界した女性、高坂灯の踊りを偶然目撃します。この奇妙な踊りは、高坂灯の成仏できない思いが込められたものであり、彼女の影が踊りによって現れ、言葉を残して消えていく様子が描かれます。
この作品では、過去と現在、さらには生者と死者が交差する瞬間が描かれ、観客は「忘れられない存在」と「今生きている自分」との向き合い方を考えさせられます。彼らが抱える悩みや苦しみは、私たちにとっても身近なものであり、深く共感できる要素が詰まっています。
出演者とスタッフ
この公演には三輪舎のメンバーに加え、三河美優と小島翔が新たに参加し、4人のキャストが織り成す会話劇が楽しめます。脚本は村山和弥が手掛け、演出は明利翔が担当。舞台監督には折田彰平が名を連ね、照明や音響、衣裳など、各分野のプロフェッショナルが制作に携わっています。
チケット情報と公演日程
チケットの購入は、カンフェティで行えるほか、料金は全席自由で3,500円(税込)となっています。公演は9月26日(金)の19:00開演を皮切りに、27日(土)には14:00と19:00、28日(日)には13:00と17:00の計5回の公演が予定されています。
開場は各公演の30分前から開始されますので、早めの来場をおすすめします。こちらのように、作品を楽しむチャンスをお見逃しないようにしてください。
三輪舎について
三輪舎は、日本大学芸術学部に編入学をした3人(明利翔、徳永伸光、村山和弥)が主宰する劇団であり、数々の演劇祭での受賞歴も有しています。公演内容には独自の視点やテーマが含まれ、観客を引き込む力があります。過去の作品には『花道を東へ向かい』などもあり、その度に新たなチャレンジを行ってきました。
ぜひ、彼らが贈るこの新たな舞台『追灯の踊り』をご覧ください。人と過去の関わり、そして生きる意味について考えさせられる、心温まる作品です。