株式会社そらとフィールドタイムが野球振興の新たなモデルを共同で構築

株式会社そらとフィールドタイムが資本業務提携

株式会社そら（本社：北海道帯広市、代表取締役：米田健史）が北海道札幌市に本社を構える株式会社フィールドタイム（代表取締役：岩原旬）と資本業務提携を結び、フィールドタイムの株式の70％を取得したことを発表しました。この提携によって、そらグループは「野球分野における専門性」という新たな強みを得ることになります。

提携の背景と目的

株式会社フィールドタイムは、2025年に設立された新興企業で、野球選手の育成に特化した「育てる」と「続ける」の理念を掲げています。彼らはプロ野球選手によるトークイベントや少年野球世代への育成プログラム、指導者のキャリア支援など、多岐にわたる事業を展開しています。

一方で、株式会社そらは観光事業や食、事業再生、不動産、そしてスポーツ振興といった多様なビジネスを十勝地域を中心に展開してきました。特に、「スポーツによる地域共創」はそらにとって重要なテーマであり、全国から地方への資金や人材の流動化を促進するモデルの構築に注力しています。

この提携により、フィールドタイムの専門知識とそらの経営基盤が融合し、スポーツ事業の持続可能なビジネスモデルを実現する道筋が整いました。

代表取締役のコメント

提携に関して、フィールドタイムの岩原社長は、「野球を未来につなげるためには、事業化が必要だと考えていました。そこで、経営のプロである米田社長と提携することで、事業の可能性が広がったと実感しています。」と述べました。

また、そらの米田社長は「専門性の高い人材が関わることで、事業のスピードや信頼度が飛躍的に向上します。私たちの地域活性化にとって、これは非常に重要な要素です。スポーツを通じて新たな雇用を生み出し、人々を十勝に呼び込む環境を整えていきたいです。」と語りました。

今後の展望

今後の連携として、以下のポイントが挙げられます：

1. 野球人材と地域企業のマッチング
フィールドタイムの野球界とのネットワークと、そらグループの地域企業との接続を強化し、野球を続けながら働ける環境を整える。これにより、人材の流入も期待されます。

2. 十勝ボールパーク構想
来年から進行する十勝ボールパーク構想において、選手や子どもたちが使いやすい施設や導線を考慮した専門知識を生かし、プロジェクトに反映させる取り組みを行います。

3. 持続可能なスポーツ事業の構築
そらが持っている金融関係の知識を利用し、スポーツ事業と資金の循環を自然に行える仕組みを一緒に作り上げることを目指します。

株式会社そらと株式会社フィールドタイムの提携は、十勝地域だけでなく全国のスポーツ振興に寄与する新たなモデルの構築を期待させるものです。地域活性化に向けた革新的な取り組みがますます進化していくことが期待されます。