青森・大阪の教員がPBLを活用した授業研究を発表
2024年11月14日、青森県と大阪府の教員たちが共同で研究した『PBLで読む力を育てる!物語文の授業研究セミナー』がオンラインで開催されます。これは、株式会社NIJINが運営する教員研修プラットフォーム「授業てらす」に参加する教員たちが、1年半にわたる研究の成果を発表する場です。
共同研究の取り組み
青森と大阪から参加した教員たちは、PBL(プロジェクト型学習)を取り入れた授業を通じて、物語文を主体的に読み取る力を育む方法について議論を重ねてきました。毎週のオンラインミーティングを通じて、目的や検証方法についての対話を行い、互いのアイデアを融合させながら研究を進めました。この過程を生かし、発表会では「主体的に読むとは何か」という問いに真剣に向き合い、成果を共有します。
目に見える成果
研究発表者である2名の教員は、具体的な手立てや授業の計画を立てることに力を注ぎました。授業の最後には、青森と大阪の子どもたちがオンラインで意見交換を行い、互いに学び合う姿が見られました。彼らの満足そうな表情は、学び合うことの価値を物語っています。これは、教員たちの努力が子どもたちに届いた証です。
授業てらすの特徴
「授業てらす」では、全国から500名以上の教員が参加しており、これまでにも多様な取り組みが行われてきました。特にオンラインでのやり取りを通じて、教員たちは互いに刺激を受けながら学び合い、その結果、より効果的な授業が実践されています。例えば、国語の授業では地域の特産品を紹介し合う活動や、社会科で気候による生活の知恵を学ぶ授業など、さまざまなテーマが扱われています。
学びの主体を育てる
「主体的に学ぶ子どもを育成する」ことは、すべての教育者にとっての重要な目標です。PBLの手法を活用し、子どもたちが自らの内なる力を引き出すための授業研究が行われてきました。物語文の授業においては、背景を感じる時間と背景を読み取る時間を設定し、児童が主体的に物語を楽しむ方法が探求されました。
PBLとは何か
PBLは、課題解決型学習として広く認識され、教育現場での実践が進められています。文部科学省もこの方法を重視し、日本の教育界でも注目を集めるようになりました。具体的には、児童が受動的に知識を得るのではなく、自ら問題を頭に描き、解決策を模索する力を養うことを目指しています。特に今回の実践では、教科学習との親和性が高いチュートリアル型が取り入れられています。
セミナーの詳細
- - 日時:2024年11月14日(水)20時00分~21時00分
- - 開催方法:オンライン
- - 定員:30名
- - 対象:主に小中学校教員、教育関係者
- - お申し込み:peatix.comで申し込み
「授業てらす」は、教員が自らの授業力を向上させるための貴重な場を提供しています。将来を担う子どもたちに対して、教育界が担う責任を果たすべく、これからも様々な取り組みが続けられることでしょう。
会社情報
株式会社NIJINは、教育課題を革新的な仕組みで解決する「JAPAN EDUCATION COMPANY」として知られています。教育に対する希望を持つ社会の実現を目指して、元小学校教師の星野達郎によって2022年に設立されました。全国で教育の未来を創造するため、様々な事業を展開しています。
- - 所在地:東京都江東区常盤2-5-5
- - 設立:2022年4月1日
- - 代表者:星野達郎
- - 事業内容:教育事業、教師研修、不登校支援、教育イベントなど
- - 公式サイト:株式会社NIJIN