スマートフードのパイオニア、ベースフードの新たな挑戦
ベースフード株式会社が展開する「BASE FOOD」は、完全栄養の主食として注目を浴びています。2024年10月8日、同社は農林水産省が実施する中小企業イノベーション創出推進事業において、補助事業として採択されたことを発表しました。この事業は、斬新な技術を持つスタートアップ企業に対して、大規模な技術実証を支援することを目指しています。
実施期間は、交付決定日から2028年度末までを予定しており、補助金の上限は18.7億円とされており、これによりベースフードはさらなる技術革新を進めていくとしています。
BASE FOODの特色
「BASE FOOD」は、1食で1日に必要な栄養素の1/3をバランス良く摂取できる完全栄養の主食です。原材料には全粒粉、大豆、チアシードなど、選び抜かれた10種類以上の自然素材が用いられています。栄養バランスと美味しさを両立するため、独自の製法と配合技術が活かされています。この製品では、たんぱく質や食物繊維、さらに26種類のビタミン・ミネラルが含まれ、日々の健康をサポートします。
売り上げと成長の歩み
2017年2月の販売開始以降、ベースフードはさまざまな商品ラインナップを展開しており、BASE PASTA、BASE BREAD、BASE Cookies、Deliなど、累計販売数が2億袋を超えるなど、着実な成長を遂げています。また、定期購入者数は2024年6月末時点で21万人を超えており、多くの消費者に支持されています。
期待されるプロジェクトの効果
今回のプロジェクトでは、微生物工学や分子工学、さらにデジタル技術を駆使して、風味や食感、製造効率の向上を目指します。これにより、全粒穀物や玄米を高配合した完全栄養パンの基礎と応用技術の開発が進められる予定です。新たな栄養食品の提供のみならず、食文化の発展にも寄与することが期待されています。
ベースフード株式会社のビジョン
2016年に設立されたベースフード株式会社は、主食のイノベーションを通じて、健康的な生活を実現することを企業のミッションに掲げています。食事を楽しむことができる新しい食品の提供を通じて、すべての人々が健康であることが普通になる社会を目指しています。
まとめ
ベースフードの挑戦は、今後の食の未来に大きな影響を与えることでしょう。「BASE FOOD」を通じて、栄養豊かな食生活を提供し、持続可能な社会を構築するためのさらなる一歩が進むことを願っています。