埼玉県初のサイクルツーリズム推進モデルルート「彩くるルート」

埼玉県の新たな自転車観光モデルルート「彩くるルート」

埼玉県は、このたび「彩くるルート」を国のサイクルツーリズム推進モデルルートに初めて登録しました。この動きは、自転車利用の促進や観光振興を図るための重要な一歩とされており、地域の魅力を再発見する手段としても注目を集めています。

自転車活用の背景

埼玉県は、自転車活用推進法に基づき、安心・安全な自転車利用による環境負荷の削減、さまざまな交通手段の確保、さらには県民の健康増進を目的にした施策を展開しています。自転車は手軽でエコな移動手段として多くの人々に支持されており、県はその利活用をさらに進める方針です。

彩くるルートの概要

「彩くるルート」は、二つのルートに分かれており、以下のような特徴があります。

1. 荒川リバーサイドCityルート

このルートは、全長約86kmで、武蔵野の自然や歴史的な名所の中を安全に周遊できます。特に、荒川沿いの景観を楽しみながら、自転車での探索を楽しむことができます。このルートはエントリー層やポタリング希望者に適しており、気軽に楽しむことができるドライブ感覚のサイクリングを提供しています。

2. 秩父札所・長瀞ルート

こちらは約149kmのルートで、秩父札所34観音霊場や長瀞の名勝を巡ります。特に山間部は本格的なサイクリングを楽しみたい方に向いており、坂道が多いためトレーニングにも最適です。一方で、街中の区間は軽快な自転車散策が可能で、さまざまなライドスタイルに対応しています。

利用方法と注意点

これらのルートに関しては、Googleマップ上で経路をチェックすることができます。QRコードを利用して簡単にアクセス可能ですが、自転車走行中のスマートフォン操作は禁止されているため、運転時は必ず安全運転に心がけましょう。地域の自然や歴史を感じながら安全に走行し、埼玉の魅力を楽しんでほしいと思います。