株式会社バリッジ(本社:大阪市淀川区、代表取締役:藤岡丈二)は、製造業向けに画期的な生成AI「Vb Studio AI」を2026年11月11日にリリースすることを発表しました。この新たなツールは、ユーザーがAIと対話しながら、ノーコードで画像処理検査プログラムを作成できる支援機能を提供します。
Vb Studio AIの概要
「Vb Studio AI」は、検査要件を相談するためのチャット形式のインターフェースを持ち、AIが要求を整理し、設計から実装に至るまでのフローを自動生成します。このシステムにより、技術者の負担が軽減され、開発効率が格段に向上すると期待されています。
開発の必要性
製造技術の進化に伴い、画像処理検査の品質基準も高まりつつあります。その一方で、専門知識やスキルを持つ技術者が不足し、開発工数が増加するという課題に直面しています。バリッジは、こうした問題に対抗するために、従来のプログラミング言語を使用せずに画像処理を構築できる「Vb Vision」を開発しました。このツールは、ユーザーが簡単に外観検査機能を構築できるよう、3,700種類以上の機能ブロックを提供しますが、それでも設計における難しさは残っていました。
AIとの対話で設計を進める
そこでバリッジは、AIが設計支援を行う「Vb Studio AI」を開発しました。このシステムは、画像処理専門知識が不十分でも、技術者が自信を持って開発に取り組める環境を提供します。「Vb Studio AI」は、ノーコード開発でありながら、設計や検証を行うことができるインターフェースを構築しています。
ツールの動作環境
「Vb Studio AI」は、既存の「Aurora Vision Studio™」と「Vb Vision Add-on」との統合により、安定した動作を実現しています。また、開発プロセスの詳細を文書化することもできるため、後から技術者が振り返ったり、他のメンバーにスムーズに知識を引き継ぐことが可能です。
主要な機能
1.
PLAN MODE: ユーザーが要求をAIと対話しながら取りまとめる。
2.
BUILD MODE: 設計案に基づいてAIが検査フローを生成し、自己検証を実施。
3.
DOCUMENT MODE: 開発過程や設計意図を文書化し、後から参照可能にする。
このシステムは、「Dual-Loop Engineering」という開発手法を用いており、技術者は実際の検査画像を見ながら性能を評価し、必要に応じて設計を見直せます。
シーン別活用例
- - 検査装置メーカー: AIとの対話を通じて効率的に検査要件を整理し、装置への画像検査機能の組み込みをスムーズに行える。
- - SIerやエンドユーザー: 検査条件の調整や仕様変更をAIとの相談で進めることで、内製化や継続的な改善を図る。
今後の展望
「Vb Studio AI」は、製造現場で求められる機能を常に強化し続ける予定であり、機器制御や通信機能も含めてサポートを提供していきます。
さらに、2026年12月2日から4日までパシフィコ横浜で開催される「国際画像機器展2026」で実物展示を行い、AIと人が一緒に画像処理を構築する新たな開発スタイルを体験できます。セミナーも開催予定で、AIによる画像処理開発の未来についての洞察が提供されることが期待されています。バリッジは、この新たな技術で業界全体の技術標準化とノウハウの共有を進めることを目指しています。