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福祉車両専用の新たな飛沫対策シールド

2023年、名古屋市に本社を置く株式会社Gプロモーションが、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための「飛沫対策シールドⅡ」を新たに発売しました。この製品は、主に福祉車両の送迎や介護タクシーに使用されることを念頭に置いて設計されており、特にトヨタの200系ハイエースウェルキャブに適しています。

特徴と利点

この「飛沫対策シールドⅡ」は、従来の「飛沫対策シールドⅠ」に比べてさまざまな改善が施されています。特に、材料にPET樹脂を採用し、アルミフレームで支えることで、高い透明性と強度が確保されています。PET樹脂はアルコールによる消毒にも耐えるため、安心して使用することができるのも大きなポイントです。

また、このシールドは車両の標準装備である手すりに直接取り付ける形になっているため、施工が非常に簡単です。内装の穴あけや接着作業が不要で、窓を開けた状態でも風の影響を受けにくく、高速道路の運転にも対応可能な設計になっています。取付け作業は約1時間で完了し、全国の提携業者による出張取付けサービスも提供しています。

価格と販売状況

「飛沫対策シールドⅡ」の販売価格は、ロングボディー用が62,700円、スーパーロングボディー用が66,000円で、いずれも取付工賃と税込みの価格です。発売からも多くの関心が寄せられており、特に高齢者や障がい者を乗せることの多い福祉車両にとっての重要性が再認識されています。

開発の背景

この製品の開発と製造は、自動車関連の物流サービスを手がけるキムラユニティー株式会社の協力を得て行われました。社長の後藤幸哉氏は、「飛沫対策シールドⅠでは累計600台以上の販売実績がある。そのためユーザーからの声を反映し、さらなる改良を施した」とし、感染症のリスクが高い高齢者や障がい者を守るために、このシールドが新しい生活様式においてスタンダードになることを目指していると語っています。

コロナ禍が収束したとしても、福祉車両の安全性確保は重要です。この新しい飛沫対策シールドⅡが、多くの人々の生活を支え、安心を提供する存在となることを期待したいと思います。

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