ジェンテックスの新技術
2022-01-07 09:50:44
ジェンテックスがCES2022で次世代ドライバー&キャビンモニタリング技術を披露
ジェンテックスがCES2022で革新を発表
2022年1月、ネバダ州ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)では、自動車業界の未来を見据えた革新的な技術が数多く展示されました。その中でも特に注目を浴びたのが、ジェンテックス・コーポレーションのブースです。ジェンテックスは、ドライバー及び車室のモニタリングシステムを中心に、さまざまな先進的な技術を公開しました。
ドライバー&車室モニタリングシステムの重要性
自動運転技術の進展により、運転中の監視システムの必要性が増しています。ジェンテックスの副社長でCEOのニール・ベームは、「運転の自動化が進むにつれ、ドライバーと乗員の監視がますます重要になります」と強調しています。同社のマシンビジョン技術は、ドライバーの位置や視線をリアルタイムで追跡し注意力や疲労を評価することで、事故のリスクを低減します。
昨年(2021年)に行ったイスラエルのガーディアン・オプティカル・テクノロジーズの買収により、ジェンテックスは新たなセンサー技術を手に入れました。この技術は、ドライバーだけではなく車内全体を監視し、様々な動作やジェスチャーを認識する能力があります。また、昨年に搭載したナノファイバー化学センシング技術により、車室内の空気質を監視し、汚染を検知することも可能となっています。
来場者を引き込むエキサイティングなデモ
ジェンテックスのブースでは、ドライバーと車室モニタリングシステムのデモ機が披露され、来場者はシステムがどのように情報を処理しているのかを体験できます。これにより、ドライバーの行動を理解し、安全運転を促進するための仕組みを知ることができました。
自動防眩システムと空間の革新
さらに、ジェンテックスは自動防眩ミラーのリーディングサプライヤーとしても知られており、本展でも新たな機能を展示しました。特に、車両の照明や太陽光の影響を受けた場合に、自動で機能する大型の防眩デバイスが印象的です。これに加えて、透明な調光パネルを備えた革新的なサンバイザーが特徴で、必要に応じて自動的に色調を調整します。
コネクト機能の進化
ITM(統合料金モジュール)などのコネクティビティ機能も展示され、これが新車に搭載されることで、より便利な運転体験を実現します。具体的には、ガソリンスタンドでの支払いが車両から直接できる仕組みが紹介され、PayByCarとの提携によってその利便性が広がることが見込まれています。
考慮される航空宇宙関連製品
一方で、航空宇宙関連の技術も注目されており、自動防眩ウィンドウなどが紹介されています。このウィンドウは、外の景色を見つつ、必要に応じて選択的に暗くすることができます。また、快適なフライト体験を提供するための環境調整機能も搭載されています。
CESの重要性
CESは、世界中の革新技術が一堂に会する大規模な展示会であり、毎年多くの企業が最先端技術を発表する場として重視されています。ジェンテックスもまた、未来の自動車技術を示す場として大きな役割を果たしています。これからも、同社が手掛ける安全で快適な運転体験の実現が期待されます。
会社情報
- 会社名
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Gentex Corporation
- 住所
- 600 N. Centennial St., Zeeland, MI USA
- 電話番号
-
616-772-1800