管理職の実態を見抜く!プレイングマネジャーの厳しい現実とは
一般社団法人 日本経営協会が実施した「第8回日本のミドルマネジャー意識調査」の結果が発表され、希少なデータが明らかになりました。この調査は、2025年10月29日から11月5日まで、課長級、次長級、部長級のミドルマネジャー539名を対象に行われました。調査結果からは、現代の中間管理職が直面している多くの課題と、彼らの働き方の実態を浮き彫りにしています。
プレイングマネジャーの実態
調査によると、驚くことに約86.8%の管理職が「プレイングマネジャー」として業務を兼業しているとされています。これは、マネジメントに専念できる管理職がわずか13.2%しかいないことを示しており、管理職の多くが現場の実務も担っているという現実を反映しています。
特に、業務時間の70%以上をマネジメント業務に充てている管理職の割合は、民間企業で39.0%、行政・自治体で50.0%に達しており、行政でのマネジメント業務の負担が特に高いことがわかります。これは、厳しい労働環境の中で、管理職がどのように役割を果たしているのかを深く考えさせられる結果です。
増加する業務負担
さらに、調査では「業務負担が増えた」と感じている管理職が51.0%にのぼり、その多くがコンプライアンスやハラスメント問題に直面していることが明らかになりました。「法律や規則に対する意識を徹底することが求められる」といった課題が、持続的な職場環境を維持する上での大きな負担となっています。
また、人材不足も深刻で、「部署の人材不足」が最も多い悩みとして挙げられています。管理職は自らが実務に忙殺されながらも、部下の育成や組織の業務達成に責任を持たなければならないという、非常に難しい状況に置かれています。
管理職としての充実感
一方で、管理職の中には仕事に対して「充実感を感じている」と答えた人も多く、仕事に対する満足感があることがうかがわれます。特に、管理職の調査では21.0%の人が自ら希望して昇進したと答え、約70.5%が充実感を感じているとしています。
ただし、充実感だけでは続かないという意見も多く見受けられました。管理職として働く上で重要な要素は、「生活の安定」と「正当な評価」であり、これらはワーク・ライフ・バランスを保ちながら働き続けるための基盤となっています。調査結果でも「生活の安定」の必要性が高まりつつあります。
まとめ
この調査からは、ミドルマネジャーがいかに多忙でストレスの多い環境にあるのかが浮き彫りになりました。一方で充実感を得ている者たちもいることから、役割に従事しつつも生活や仕事のバランスを掴む重要性がますます増しています。これから管理職として活躍する人々のためにも、より良い社会環境が作られることが望まれます。調査票は以下のリンクで閲覧可能です。
日本経営協会の報告書全文はこちら