ファミリーマートとポケットカードが手を組んだフードドライブ
株式会社ファミリーマートとポケットカード株式会社は、地域における食支援と食品ロス削減に向けて、社内でのフードドライブ活動を開始しました。これは、国内最大規模のフードドライブのプラットフォームを活用して、社員が簡単に参加できる寄付の仕組みを提供するものです。
ファミリーマートの本社がある東京都港区に位置するポケットカード社のオフィスには、地域貢献の一環として「ファミマフードドライブ」寄付受付BOXが常設されます。従業員は、余った食品を気軽に持ち寄り、寄付することができるこの仕組みは、サステナビリティ活動の一環としての重要なステップとなります。
食品ロスの削減と地域支援の強化
ポケットカードは、過去にも災害備蓄用保存食を生活困窮者支援を行う団体に寄付するなど、食品ロス削減に努めてきました。今回の新たな取り組みは、企業の社会的責任を果たしつつ、従業員の意識を高めることを目的としています。集められた食品は、定期的にファミリーマート店舗に持ち込まれ、一般社団法人ハートリボン協会を通じて、地域で支援が必要な家庭に届けられます。
ハートリボン協会の協力
このフードドライブの仕組みでは、特に都市部の子どもたちや困窮家庭を対象にした「みんな食堂」が運営されています。ハートリボン協会は、食材を提供された食品を子ども食堂で利用しており、物価高騰が続く現在、この支援が非常に役立つといいます。同協会の理事長である田中正志氏は、この取り組みが地域の食支援へ寄与することを期待しています。
対話と連携の強化
今回の協力に関し、ファミリーマートのサステナビリティ推進部部長である大澤寛之氏は、「必要とされる方々へ食品を届ける機会を増やせることを嬉しく思います」とコメント。また、ポケットカードの竹村隆之常務執行役員は、「社員がこの取り組みに参加することで、地域への意識を高められることを願っています」と述べました。両社の対話と連携が今後の地域貢献の新たな形を生むと期待が寄せられています。
現在までにファミリーマートは全国の4,584店舗でフードドライブの取り組みを実施しており、寄贈量は累計で400トンを超えています。今後ポケットカードとの協力により、さらに大きな支援が期待されるでしょう。
このフードドライブは、社員だけでなく、地域全体が参加できる持続可能な社会の一助として機能していくことが期待されています。ファミリーマートとポケットカードの取り組みが、他の企業にも波及していくことが望まれます。