小田急電鉄、駅係員にポロシャツを導入
2025年8月より、小田急電鉄が駅係員の夏制服としてポロシャツを導入することを発表しました。これは、環境が日照りの強い中、駅係員の熱中症対策をさらに強化し、安全で安心なサービス提供を推進する目的があります。
厳しい暑さの中での取り組み
駅係員は、列車運行の安全確認などを担う重要な職務を遂行するため、常に高い集中力を保たなければなりません。しかし、夏の暑さは体感温度を40度近くまで引き上げることもあります。このような厳しい条件下での業務において、過去には水分・塩分補給や、空調服の着用を推奨してきました。
今回導入されるポロシャツは、ユニクロのエアリズム素材を使用しており、着用時の快適性と機能性を兼ね備えています。デザイン性についても、駅係員としての身だしなみを保ちながら、業務に適した制服となっています。
新たなデザインとキャラクター
ポロシャツは、ライトブルーとネイビーの2色展開で、左胸には小田急グループのブランドマーク、右袖には子育て応援マスコットキャラクター「もころん」がプリントされます。このデザインは、夏休みにお出かけするお客様を見守る意味合いも込められています。
着用期間は、今年は8月1日から10月31日までとなり、従来の制服と併用可能です。駅係員が快適に業務を遂行できるよう、会社側では様々な工夫を凝らしています。
働きやすい環境の整備
小田急電鉄では、従業員の働きやすい環境を整えることも重要視されています。ポロシャツの導入に加え、制服着用基準の見直しにより、従来の革靴に代わってスニーカー(黒)の着用も可能にしました。これにより、暑い季節でも快適に働くことができます。
熱中症対策の継続
熱中症対策は一過性のものでなく継続的な取り組みが求められます。小田急では、業務中の水分・塩分補給の推奨や、駅業務中の制帽着用の省略など、様々な対策を講じています。また、駅係員の事務所や改札業務での暑さ対策も進めており、クーラーの増設も行っています。
まとめ
小田急電鉄が駅係員の夏制服にポロシャツを導入することによって、猛暑の中での業務においても快適さと安全性を同時に追求しています。今後も「もころん」といったキャラクターを通じて、顧客に寄り添いながら、安心で快適な交通サービスを提供し続けることでしょう。