沖縄サントリーアリーナ 初の乳幼児向けプログラム開催
沖縄サントリーアリーナが新たな取り組みとして、乳幼児とその保護者向けのスポーツプログラムを初めて実施しました。このプログラムは、地域の子どもたちの成長を応援する「第40回沖縄市民子どもスポーツ教室」の一環として行われ、1〜3歳の乳幼児とその親子が楽しめる内容となっています。
厳選された安全な空間での体験
アリーナの4階ラウンジが今回の活動の舞台に選ばれ、マットや柔らかいボールを使った遊具が完備されました。これにより、親子が安心して体を動かすことができる環境が整えられています。特に、乳幼児の安全を重視し、保護者の動線やベビーカーの利用も考慮した設計になっています。アリーナを広く開放し、親子が心地よく過ごせる公共空間の醸成が狙いです。
児童館との連携でスムーズな運営
このプログラムの実現には、沖縄市内の5つの児童館との密接な連携が大きな役割を果たしました。児童館職員や市職員が運営に関わり、備品の準備や事故防止策の確認、当日の誘導を効果的に行いました。そのため、初の試みながらも、高い安全性を保ちながらスムーズに実施できたのです。また、託児スペースも設けられ、兄弟を持つ家庭が参加しやすい環境が整えられました。
家族で楽しむ1時間
このプログラムのテーマは「親子で一緒に楽しめる時間」です。内容としては、マット遊びやボールを使った運動、親子でのリズム運動などが組み合わされており、乳幼児でも参加できる工夫がされていました。参加した子どもたちの自然な笑顔が会場を彩り、保護者からは「子どもが楽しそうで嬉しい」「アリーナでのイベントに驚いた」との声が寄せられました。また、夫婦やお父さんと子どものペアで参加する家庭の姿も見られ、家族でスポーツを体感する貴重な機会となりました。
マスコットキャラクター・ゴーディーも登場
盛況の中、琉球ゴールデンキングスのマスコットキャラクター「ゴーディー」がサプライズで登場し、会場はさらに盛り上がりを見せました。子どもたちはゴーディーに駆け寄り、笑顔で抱きつく姿も見受けられ、イベントはほのぼのとした雰囲気で進行しました。最後には親子での記念撮影も行われ、素敵な思い出ができました。
多世代が集まる居場所の創造
今回の取り組みは、アリーナの多様な活用方法や新たな利用者層の獲得、市民ニーズへの応じた企画開発、市と児童館との協力体制の確立など、複数の新しい価値を同時に創出することに成功しました。沖縄サントリーアリーナは、今後も様々な世代が安心して参加できるスポーツ体験を提供し、地域とのつながりをさらに深めていく方針です。
■
イベント概要
会場:沖縄サントリーアリーナ・4Fラウンジ
主催:沖縄アリーナ株式会社
協力:沖縄バスケットボール株式会社、沖縄市内5児童館
参加人数:乳幼児親子21組
日時:2025年11月19日(水)