新卒採用を変革するマッチングサービス「Sokumee」の登場

新型コロナウイルスの影響により、大きな変化を遂げた新卒採用の現場。従来の対面式の説明会や面接はオンライン化が進み、エントリーが増える一方で、企業の採用工数の増加や判断基準の偏りが生じています。そんな中、企業と学生が直接コミュニケーションを取りやすくする新たな支援サービス「Sokumee（ソクミー）」が2024年2月下旬にリリースされます。

「Sokumee」は、企業が特定の学生に直接アプローチできるマッチング型サービスです。このサービスの開発の背景には、2023年の卒業生向けに運営されたコミュニティがあり、ここで行われた面接練習によって多くの学生が大手企業の内定を勝ち取ったという成功例があります。サービスは2022年11月に既に学生向けに開始され、現在では5,800人以上の学生が登録。彼らは定期的に面接練習を行うなど、自らの就職活動に積極的です。

マッチングの利便性

従来のスカウト型サービスでは、企業が学生のプロフィールをもとに選別し、スカウトを送った後に日程を調整するという手間がかかるものでした。それに対して「Sokumee」では、採用担当者がアカウントを作成し面談告知を行うと、興味を持った学生からの参加希望が寄せられます。この手法により、企業は求める学生と迅速に面談ができるようになり、さらには、応募書類や適性テストだけでは読み取れない学生のポテンシャルを直接感じることができます。これにより、採用のミスマッチを減少させることが期待されています。

このシステムの利用により、サービス開始からわずか3カ月半の間に8,570回以上の面接練習が実施されるなど、活発な学生の参加が見られています。学生たちは自発的に動き、面談枠がすぐに埋まる状況を作り出しています。