中小製造業とロボット技術
近年、技術革新が進んでいる中で、製造業ではロボットの導入が急務となっています。特に、2050年には生産年齢人口がピーク時の約7割まで減少すると予測されているため、中小製造業においてロボットの活用が必要不可欠となるでしょう。この流れの中で、名古屋で開かれるセミナーが注目を集めています。
セミナーの概要
未来を創る技術で名古屋を元気にするセミナーでは、ロボットシステムインテグレーション(SI)の基礎を学び、中小製造業がロボットを活用する方法を探ります。主なプログラムとして、ロボットSI技術者に求められるスキルセットや、システム設計の事例が紹介されます。加えて、ロボットSI検定の最新情報や、初級のSI人材育成に関する課題と解決事例も取り上げられます。
日程と講師
セミナーは以下の日程で行われます。
1. ロボットSI技術の必要性(13:35~14:35)
講師: 愛知産業大学 造形学部 スマートデザイン学科 特任教授 博士(工学) 間瀬 好康 氏
このセッションでは、ロボットSI技術者に求められるスキルや、顧客の要望を聞き取る重要性、機器の選定方法、製造スピードやコストの積算について説明されます。最適なシステム設計の考え方や過去の成功事例なども紹介され、参加者は実践的な知識を得ることができます。
2. 生産工程の自動化と育成の重要性(14:45~15:45)
講師: 株式会社 バイナス 取締役営業部長 大橋 孝弘 氏
こちらのセッションでは、バイナスが手掛けた自動化装置の具体例が紹介され、ロボットSI技術の育成がいかに重要かが説明されます。実際のビジネスケースを通して学ぶことで、参加者は実用的な視点を得ることができるでしょう。
3. 名刺・情報交換会(15:45~16:15)
このセッションでは、参加者同士が交流し、名刺交換を行うことができます。講師や他の企業の方とのつながりを作り、自社の発展や産学連携、企業間のネットワーク構築に役立てていただきたいです。
申し込み方法
セミナーへの参加は事前申し込みが必要です。
- - 問い合わせ先: (公財)名古屋産業振興公社 産業連携推進部
このセミナーは、製造業におけるロボット技術の重要性を理解し、その実践に向けた第一歩を踏み出す素晴らしい機会です。興味のある方はぜひ申し込みを検討してみてください。