Qtが医療DXを推進
2024-10-09 12:25:59

医療DX分野でQtがUSEN-ALMEXの技術者育成を支援

Qtが医療DXに貢献する背景



株式会社USEN-ALMEXは、医療機関や各種施設向けに自動精算機やチェックイン機、表示システムなどの開発と販売を行っています。この企業が医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に重要な役割を果たしていることに、Qt Groupのフレームワークが大きく寄与しています。Qtは高い生産性を誇るクロスプラットフォームのソフトウェア開発ツールで、USEN-ALMEXが取り組む医療関連のシステム開発を効率化するために用いられています。

効率化された開発プロセス



USEN-ALMEXが特に注目したのは、オンライン資格確認に対応した顔認証付きカードリーダー「Sma-pa マイナタッチ」です。このプロジェクトは2021年に始まり、Qtフレームワークを使用することで、開発にかかる時間が大幅に短縮されました。具体的には、従来は新入社員が開発に参加するまでの期間が数ヶ月から数年かかっていましたが、Qtを使用することでこの期間を最短3週間にまで短縮しました。

その結果、開発に要するコストが削減され、効率も向上。特に、UI部のソースコードを簡素化することで、改修箇所の特定が容易になり、カスタマイズが短時間で行えるようになりました。また、テストに十分な時間を割けるようになり、開発の品質も向上しています。Qtによる開発はほとんどエラーが出ないことでも知られ،これがプロジェクトの成功に寄与しています。

技術者育成への取り組み



USEN-ALMEXは技術者の育成にも力を入れており、2024年8月20日には学生向けのインターンシップが実施されました。このプログラムにはQt Groupも参加し、QMLに関する講義や質疑応答を通じて、若手エンジニアたちに実践的な学びを提供しました。USEN-ALMEXの常務執行役員、井上晋氏は、Qt環境を利用することで人材育成とスキルの蓄積が効率的に行えるとの期待を語っています。

今後の展望



USEN-ALMEXは今後もQtを用いて新製品のUI/UX開発を進め、開発環境の統一を図る予定です。こうした取り組みが、より深く医療DXの進化に貢献することは間違いありません。

Qt Groupのカントリーマネージャーである西尾則子氏は、USEN-ALMEXのプロジェクトへの参加に大きな喜びを感じており、Qtによる生産性向上と次世代技術者の育成支援を続けていく意向を表明しています。インターンシップを通じた人材育成活動が、USEN-ALMEXにとって新たな技術者を確保するうえで重要な役割を果たすことが期待されています。

株式会社USEN-ALMEXおよびQt Groupの概要



USEN-ALMEXは1966年に設立し、主に医療だけでなく、様々な業種へ向けた自動精算機などの開発を行っています。一方、Qt Groupは世界中の開発者が信頼し、アプリケーションやスマートデバイス作成のためのソリューションを提供するグローバル企業です。今回の取り組みにより、双方の企業が互いに価値を創出し、連携を深めていくことが期待されています。


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