岡山大学が国立台湾大学と環境マネジメント交流プログラムを実施

岡山大学と国立台湾大学の教育交流プログラム

岡山大学工学部環境・社会基盤系環境マネジメントコースが、2025年8月に国立台湾大学との教育交流プログラムを実施しました。本プログラムは、持続可能な開発目標（SDGs）をテーマにしたもので、両大学の学生が環境研究に関する最新の知見を共有し、国際的な体験を通じて学びを深めることを目的としています。

プログラムの概要

プログラムは2025年8月25日から29日にかけて開催され、環境マネジメントコースの2年生6名が参加しました。国立台湾大学からは学部生8名と引率教員、事務職員も訪問し、互いに価値ある交流が行われました。開講式では、岡山大学工学部長の高橋規一教授が挨拶を行い、続いて前田守弘環境マネジメントコース長がコースの内容を紹介しました。また、大学院生による岡山の文化紹介も行われ、参加者たちは地域の魅力を再発見しました。

アカデミックな活動

プログラム中は、8つの講義が計画されています。これには、前田教授をはじめとする専門の教授陣が担当し、最新の環境生命科学や土木工学の知見を学生たちに伝えました。午後には、大学の最先端研究の現場を体験するラボツアーも設けられ、学生たちは実際の研究活動に触れました。

研究発表会とフィールドトリップ

参加者たちは、学んだ内容を他のグループや教員に向けて発表する機会も与えられました。この発表会では、講義やラボツアーで得た経験を共有し、互いの理解を深める重要な場となりました。また、フィールドトリップとして、児島湾締切堤防耐震工事の現場を訪れ、専門家から工事の概要や技術的な視点について説明を受けました。さらに、環境保全に特化した農業水路の現場も訪問し、実際の環境考慮とその取り組みについて学ぶ機会を持ちました。