プロスポーツの新たな応援の形、MICRO OWNERSが誕生

プロスポーツ応援プラットフォーム「MICRO OWNERS」始動

一般社団法人MICRO OWNERS（東京都中央区）が、スポーツチームの応援を革新するモバイルアプリ「MICRO OWNERS」の提供を開始しました。このプラットフォームの第一弾となる参加チームは、浦和レッドダイヤモンズ（以下、浦和レッズ）です。アプリは3月26日にローンチされ、ファンが日常の買い物を通じて応援する仕組みを提供しています。

ファン、チーム、地域の三者が一体になった新たな応援の形

「MICRO OWNERS」では、ファン、スポーツチーム、そして地域が一体となる新しい応援のモデルを構築しています。ユーザーは日々の買い物で支払いを行う際に電子マネーを使用し、その結果としてチームへの応援金を生み出すことができます。特に、デジタルオーナーとしての体験を通じて、ファンはチームや地域からリワードを受け取ることが可能です。これにより、日常的な応援とそのお返しの循環が生まれます。

お得なクーポンと地域活性化

アプリには、浦和の飲食店や施設と提携し、お得なクーポンを受け取れる機能も搭載されています。この機能により、地元の経済を応援しつつ、ファンがチームを支えることができます。また、コロナウイルスの影響で厳しい状況にある地域の店舗にも貢献できます。

アプリの使用方法と楽しみ方

アプリの初期段階では、浦和レッズの選手を選択し、電子マネー決済を通じてショッピングを行うことで応援ガチャチケットを獲得します。ガチャを回すことで、実際の応援金がチームへ送られる仕組みです。最初の一回は無料で利用できる他、リリース記念として期間限定で50%オフの特典も実施されます。ユーザーの応援金に応じて、オーナーズランクが付与され、各ランク別にデジタルコンテンツが提供されます。

アプリのメインページは、マイオーナーズページ、ガチャページ、メダルコレクション、コンテンツページと分かれており、ユーザーが利用しやすい設計となっています。

新たな収益源を求めて

新型コロナウイルスの影響で、プロスポーツチームはかつてない財政的な厳しさを経験しました。特に入場料収入の減少は顕著で、Jリーグの公式なデータによると、2021年度の入場料収入はコロナ前の54%にとどまっています。これを踏まえ、MICRO OWNERSでは新たな収益の柱としてスポーツチームを支えるための仕組みが求められていました。

このプログラムは、ファンが積極的に運営に参加する新しい応援のスタイルであり、日常の購買活動を通じてチームや地域を支えることが可能になります。

会社概要

一般社団法人マイクロオーナーズは、2022年6月に設立され、代表理事には藤澤佳穂氏が就任しています。本社は東京都中央区に位置しており、今後もスポーツ業界に新たな風をもたらすことが期待されています。詳細な情報は公式サイト（MICRO OWNERS）でご覧いただけます。

このように、「MICRO OWNERS」は地域とプロスポーツの新しい関係を築くことを目指す試みとして、多くの期待が寄せられています。このプラットフォームが、ファンとチームのつながりをより強いものにし、地域の活性化にも寄与することを願っています。