バーチャル世界を牽引するラペットテクノロジーズ、組織変更と資金調達を発表

ラペットテクノロジーズの新たな展開

VTuber向けトラッキングソフト「Luppet」を提供する株式会社ラペットテクノロジーズが、2022年1月11日付で合同会社から株式会社として組織変更し、新たに代表取締役に根岸匠氏が就任しました。これに伴い、同社は新たな経営戦略を見据えた体制を整えています。特に注目されるのは、ハンドルネーム「なるがみ」としても知られる喜田一成氏が取締役CSOとして新たに参画し、企業の方向性を担うことになったことです。

新体制の強化

喜田氏は、業界内での豊富な経験を活かし、Luppetの事業戦略や経営展開を担当しながら、他の多くのプロジェクトとも連携していく予定です。彼は2014年に3Dモデル投稿サービス「ニコニ立体」を立ち上げ、多くのクリエイターを支援してきた実績があり、2018年には特に国内のクリエイターに対して世界中のファンが作品をリクエストできるプラットフォーム「Skeb」を個人で開発し、世界的に広がりを見せています。これにより、喜田氏の参画はLuppetだけでなく、メタバースにおいても新たな地平を切り拓くことが期待されています。

資金調達によるサービス拡充

喜田氏の取締役就任に合わせて実施された第三者割当増資についても注目が集まっています。この調達資金は、Luppetや新規サービス開発の人件費やマーケティング活動に使われる予定です。同社の企業理念「バーチャルキャラクターが日常に溶け込む世界を作る」に基づき、ソフトウェア開発を続けることで、バーチャルと現実が有機的に結びついた新たな世界を目指しています。

世界的なニーズへの応え

Luppetは、今から4年前に提供を開始し、国内外の多くのVTuberに利用されています。特にメタバースの重要性が高まる中、Luppetはアバターを持つことの第一歩をサポートし、利用者の活動を支援してきました。このようなサービスが進化を続けることで、メタバース上の文化が発展することが期待されています。会社は、今後、より多くのユーザーに価値を提供するため、サービス内容の充実を図る方針を掲げています。

蓄積された経験

喜田氏は自身の経験を踏まえ、これまでの活動の中で培ったネットワークやノウハウをもとにLuppetをさらに成長させていく考えです。特に、彼は長年VRビジネスに携わっており、実績のある取組みを次のステージへと進めることを期待されています。続いて、喜田氏からは「Luppetは今や多くのVTuberにとって基盤的な存在になっています。この技術を活用し、新たな収益モデルを創出することができると自信を持っています」とのコメントが寄せられています。

今後の展開

代表取締役の根岸氏も喜田氏との協力に喜びを示し、共に新しい道を切り拓いていくことを約束しています。メタバース市場が拡大する中で、Luppet Cafeというイノベーティブなサービス遂行に寄与し、その影響力を広げていく流れにつながるでしょう。株式会社ラペットテクノロジーズが描く未来には、さらなる期待が集まっています。