62Complexの新たな取り組み
62Complex株式会社が、東京のイノベーションハブ「Tokyo Innovation Base」(TIB)において、フィジカル空間を三次元データとして解析する基盤「MATIENCE」を導入しました。このプロジェクトは、東京都が推進する「ファーストカスタマー・アライアンス制度」を利用したものです。
MATIENCEとは
MATIENCEは、LiDAR技術を駆使して取得された三次元点群データを分析し、フィジカル空間の構成や状態を詳しく理解するための技術です。従来の二次元分析とは異なり、三次元データを直接扱うことで、空間とその中での人や物の動きを同時に捉えることができます。
このシステムを導入することで、TIB館内での空間利用状況を正確に把握でき、数多くのメリットが期待されます。例えば、空間内での滞留や移動が生じる構造的要因を特定したり、レイアウト変更が行動に与える影響を比較することが可能です。また、これらのデータは外部システムと連携することも視野に入れており、将来的にはロボットシステムとの統合も考えられています。
3D空間解析アーキテクチャ
MATIENCEは、センサーやエッジ計算環境、クラウドで構成された三層から成っています。まず、センサー層では、複数のLiDARがリアルタイムでデータを取得。その後、エッジ層でデータが統合され、物体の動きや利用状況について迅速に解析されます。このプロセスによって、広範囲にわたる空間の利用動向が把握できるのです。
また、解析したデータは構造化されてクラウドで保存され、今後、他のシステムとの統合も進めていく予定です。この新しいアプローチは、フィジカル空間を非常に自由に扱えるデータとして活用するための基盤技術への進化を目指しています。
今後の展開
62Complexは、MATIENCEを単なる分析ツールとしてではなく、フィジカル空間のデータレイヤーを構築する基盤として位置付けています。今後は、公共施設での実装を契機に、民間企業でのDX推進や他の基盤との連携を進めていく方針です。空間をデータとして扱える標準的なアーキテクチャの確立を目指して、さらなる技術革新を行っていくとしています。
62Complex株式会社概要
- - 代表取締役: 橋本司
- - 設立: 2021年2月3日
- - 所在地: 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2-6-11
- - ウェブサイト: 62Complex
このように、62ComplexのMATIENCEはスタートアップから始まり、公共インフラに革新をもたらす重要な技術として注目されています。今後の技術とサービスの発展が、どのように進んでいくのか期待が寄せられます。