プログラミングで算数を解く新しい言語『NLL言語入門』の魅力を解説

画期的なプログラミング言語『NLL言語入門』

株式会社インプレスが発行した『NLL言語入門プログラミングで算数を解く』は、小学生向けに設計されたプログラミング言語 NLL を活用し、算数問題を解くための新しいアプローチを提案しています。本書では、算数の基本的な知識とともに、プログラミングを通じて数学的な思考を養うことが期待されています。

本書の特徴

本書は、特にプログラミングに興味を持つ子どもたちが自らの力で算数の問題を解く手助けをすることを狙いとしています。これまで教科書で学んだ論理的な解法から、プログラムを使って「探す」ことで解決に至る過程を学ぶことができるのです。たとえば、最大公約数を求める際には、全ての数をひとつずつ割り算し、結果をもとに最大のものを見つけ出す「総当たり」法が用いられます。これにより、解法の選択肢が広がります。

また、NLL言語は、書くコードの行数を減らすことができ、短時間でプログラムを完成させることが可能です。この結果、子どもたちは複雑な文法や概念を気にせず、プログラミングに集中することができます。

内容構成

本書は15章から構成されており、計算やグラフィック、ループ、条件分岐など、プログラミングの基本を一から学び直せる内容になっています。以下に主な章の内容を紹介します。

1. NLLを始めてみよう - NLL言語の基礎を学ぶ
2. 計算をしてみよう - 基本的な計算処理
3. グラフィックを使ってみよう - 視覚的な表現方法
4. プログラムを記憶させよう - データの保存方法
5. いろんなループ - 繰り返し処理の使い方

これらの章を通じて、子どもたちは算数とプログラミングの両方を楽しみながら学べることでしょう。

著者について

著者の坂井弘亮氏は、プログラミングに情熱を注いできた技術者で、独自の言語やOSの開発を手掛けています。彼は、算数とプログラミングの融合という新たな教育手法を提案し、次世代の技術者育成に貢献したいという思いを持っています。

入手方法

『NLL言語入門プログラミングで算数を解く』は、電子書籍と印刷書籍の両方で販売されています。電子書籍版は1,800円（税別）、印刷書籍版は2,600円（税別）で、各種プラットフォームや書店で順次取り扱いが開始される見込みです。

この書籍を通じて、子どもたちが算数の楽しさに触れ、さらにプログラミングに興味を持つきっかけを得ることができれば、著者として嬉しいと考えていることでしょう。プログラミングで算数を解くという新しい学びの形を、ぜひ多くの方々に体験していただきたいと思います。