金融庁から送信されるメールの安全性向上についてのご案内

金融庁からの安全性強化=未来のメール環境の実現



2023年3月18日、金融庁はメール受信時におけるシンボルマークのアイコン表示に関する新しい取り組みを発表しました。この取り組みは、利用者が金融庁からの正当なメールと、なりすましメールを簡単に区別できるようにするものです。今後、金融庁のドメイン「fsa.go.jp」から送信されるメールは、BIMI(Brand Indicators for Message Identification)技術を使用して、認証されたシンボルマークがアイコンとして表示されるようになります。

1. シンボルマークの意義


金融庁が導入するシンボルマークの表示は、特に最近のデジタルセキュリティの向上を目指すものです。メールのなりすまし被害は、企業や個人にとって大きな脅威となっており、金融機関においても特に注意が必要とされています。シンボルマークによって、受信者はメールの真贋を迅速に判断できるため、疑わしいメールに対する警戒心を高めることができます。

2. BIMI技術とは


BIMIは、認証された組織のシンボルマークをアイコンとして表示する技術です。これは、認証プロセスを通じて組織の本物性を確認し、ユーザーが容易に認識できる形で視覚的な証拠を提供することを目的としています。例えば、金融庁からのメールには、金融庁の公式シンボルマークが表示されるため、受信者はそのメールが本当に金融庁から送信されたものかを簡単に確認できるのです。これは、不正アクセスや情報漏洩のリスクを軽減する手段となります。

3. 今後の展開


この取り組みは、単にシンボルマークを表示することにとどまりません。金融庁は、今後もメールセキュリティの強化に努め、利用者が安心してデジタルコミュニケーションを行える環境を提供していく方針です。また、利用者に対しては、正しいメールの利用方法や、なりすましメールの見分け方に関する情報提供も行っていく予定です。

4. お問い合わせ先


この件に関する詳細な情報や問い合わせは、金融庁の代表電話(03-3506-6000)にお気軽にご連絡ください。

メールの安全性が高まることにより、より快適なデジタルライフを実現できることを期待しています。私たち一人ひとりが正しい情報を見極め、不安のないデジタル環境を作り上げるために、こうした取り組みが今後も続いていくことを願っています。

トピックス(IT)

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