LIFULL HOME'Sが進化!AIホームズくんBETA LINE版
株式会社LIFULL(ライフル)が運営する「LIFULL HOME'S」は、住宅弱者の住まい相談にも対応できる新しいAIサービスを発表しました。その名も「AIホームズくんBETA LINE版」。このサービスは、LINEを通じて24時間いつでも利用できるという特徴を持っています。
「住宅弱者」とは、高齢者や外国籍の住民、LGBTQの方々、生活保護を利用している人々など、住まい探しに困難を抱えている方々を指します。LIFULL HOME'Sはこれまでにも、「FRIENDLY DOOR」というサービスを通じて、そんな住宅弱者が親身になって相談できる不動産会社を検索できるプラットフォームを提供してきました。
住宅弱者へ寄り添う取り組み
「FRIENDLY DOOR」は2019年に開始され、2024年には専門的な「FRIENDLY DOOR サポートデスク」の設置を予定しています。このアップデートを通じて、住宅弱者が抱える多様な悩みをAIホームズくんが軽減することを目指しているのです。特に最近の調査では、住宅弱者が住まいに関する不安や疑問を抱えやすいことが明らかになりました。例えば、「入居審査が通るか心配」といった具体的な不安があります。
これまで、心理的に相談しづらいと感じていた方々にも、直接人に話すことなく、気軽に相談できる環境を提供したいという思いからAI相談サービスの導入が決定されました。これにより、より多くの人が安心して住まい探しを行えるようになります。
多言語対応と個別性
「AIホームズくんBETA LINE版」は、英語をはじめ、中国語、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語といった60カ国以上の言語にも対応しています。このため、外国籍の方々にとっても利用しやすいサービスといえます。
AIは住宅弱者が抱える具体的な疑問に対しても適切なアドバイスを提供し、情報の共有も行います。例えば、「車椅子の使いやすい物件は?」「同性カップルという身份を告げるべき?」といった質問にも、AIが迅速に答えられるように設計されています。
より深い理解のための開発
アップデートにあたり、住宅弱者の方々やその支援を行っている専門家から述べられたヒアリングも大きな役割を果たしました。具体例として、「同じような状況の方々の体験談が知りたい」という声があったことから、その情報を反映することができました。
これにより、単に不動産情報を提供するだけでなく、同じ境遇の人々のリアルな体験談を知ることができるのです。特に障がいを持つ方々からは、「必要な情報を得たい」との声も寄せられ、そのニーズに応じた情報をAIに学習させています。
利用手順
利用は非常に簡単で、まず「AIホームズくんBETA LINE版」にLINEで友だち追加をし、希望や不安を送信するだけです。AIが迅速に回答を行い、住まいに関する悩みを解消してくれます。例えば、「東京で英語を話せる不動産業者を探すには?」といった質問にも答えます。
結論
LIFULL HOME'Sの「AIホームズくんBETA LINE版」がスタートすることで、より多くの住宅弱者が必要な情報にアクセスしやすくなることを期待しています。人に相談しづらいと思っている方々にも、気軽に利用できるサービスとして、今後の展開に目が離せません。
この新たな試みは、すべての人が自分らしく住むことができる未来に向けた一歩となることでしょう。LIFULLの活動は、今後も僕たちの住まいを支える大切な役割を担っていくといえます。