東京山九フェニックス、交流を深めたエキシビションマッチ
女子ラグビーチーム「東京山九フェニックス」は、オーストラリアの強豪チーム「ウェスタンフォース」と合同合宿を行い、10月27日に富士吉田市でエキシビションマッチを行いました。富士山の美しい風景を見渡しながら行われたこの試合は、地元のラグビーファンにとっても特別な意味を持つイベントとなりました。
試合は、ウェスタンフォースが前半からリードを奪う展開となりましたが、東京山九フェニックスは後半に逆転。最終的には27-24で勝利を収めました。試合の白熱した展開に観客たちも熱くなり、最後まで興奮が止まらない一戦となりました。
地元の子どもたちとラグビー教室
当日の午前中には、地元富士吉田市の子どもたちを対象にしたラグビー教室も開催されました。フェニックスの選手とウェスタンフォースのスタッフがコーチとして参加し、約50名の小学生が参加しました。
このラグビー教室では、ミニゲームを通じて子どもたちにアドバイスをし、選手たちとの交流を深める貴重な機会となりました。参加した子どもたちは「楽しかった」と大満足の様子で、今後のラグビーへの興味も高まったことでしょう。
エキシビションマッチの意義
「東京山九フェニックス」の吉田永昊ヘッドコーチは、試合を振り返り、「このような機会を得られたことに感謝し、選手たちが成長できる有意義な経験となった」と語りました。選手たちは、自らのプレーを見つめ直しつつ、次のシーズンに向けて良い弾みを得たと感じています。
同じく、「東京山九フェニックス」のキャプテンである佐藤優奈は、ウェスタンフォースとの再会を喜び、試合中の観客の応援が逆転勝利に繋がったと振り返りました。地域の方々の応援が選手たちの背中を押し、シーズンに向けての励みになったことは間違いありません。
東京山九フェニックスの成り立ち
「東京山九フェニックス」は2013年に設立され、以来女子ラグビーの発展に寄与しています。最初は練習場所もなく、渋谷区にある小学校の校庭を借りて練習を行っていましたが、現在は神奈川の専用グラウンドを使用しています。チームは仕事や勉強と両立しながら、ラグビーを楽しむ日々を送っています。
チームの目標は多様性を尊重し、女性スポーツ文化の発展を促進することです。2022年には7人制と15人制の両方で優勝し、2023年も快進撃を続けています。今後も地域との連携を強化しながら、さらなる飛躍を目指す予定です。
まとめ
今回のエキシビションマッチは、東京山九フェニックスとウェスタンフォースの親密な関係を示すとともに、地域の子どもたちへの将来への寄与も果たしました。今後ともチームの活動に注目し、応援していきたいですね。