環境問題に寄与する写真作品たち
2023年、出光興産株式会社が主催する第20回環境フォト・コンテスト「わたしのまちの○と×」の入賞作品が決定しました。このコンテストは小学校、中学校、高校、高等専門学校の学生を対象に、地元環境についての意識を高めることを目的として実施されています。特に、応募作品は地域の環境問題に焦点を当てたものが多く見られ、入賞作からは次世代の環境保護の意義が感じられます。
応募総数と特徴
今年の応募作品は、全国から11,716件が寄せられ、そのうち335校が団体として参加しました。多くの作品が、自らの住む環境を守り、改善するための想いを込めて表現されています。作品を通じて、参加者は「○」とするために何ができるのか、また「×」に対してどのようなアクションを起こすべきかを考える機会となり、その姿勢が重要です。
特に、応募作品は単なる集まりではなく、学校での環境教育と連動し、展示会や作品発表会等の活動を通して広められることもありました。これは、学びと実践が融合した素晴らしい取り組みです。
入賞作品紹介
小学校部門:髙橋愛果さん(神奈川県)
- - 作品名:『大きな忘れ物』
- - 撮影者コメント:河川の近くでの散歩中、大きなゴミを見つけました。バーベキューで忘れた誰かの物だと思います。美しい自然を守るためにも、みんなで取り組んでいきたいです。
中学校部門:服部結愛さん(京都府)
- - 作品名:『緑豊かとゴミだらけ』
- - 撮影者コメント:緑が少なくなった日本で、ゴミが捨てられている現場を目撃。環境への意識を高め、ゴミ問題を改善しましょう。
高校・高等専門学校部門:仲間美伶さん(沖縄県)
- - 作品名:『リサイクル』
- - 撮影者コメント:使用済みのペットボトルから作られた風鈴の写真。ゴミを減らし、リサイクルを通じて環境を大切にしたいです。
学校団体部門:岡山大学教育学部附属中学校(岡山県)
この部門では、学校単位の取り組みが評価され、岡山大学教育学部附属中学校が最優秀賞を受賞しました。
受賞作品の公開予定
受賞作品は、出光興産のコーポレートサイト上に掲載予定です。公開は12月下旬の予定で、環境教育に役立つ「入賞作品集」の発刊も予定されています。このような取り組みが教育に役立ち、多くの子供たちが環境について学ぶ機会になることを願っています。
まとめ
第20回環境フォト・コンテストは、今後も企業市民活動の一環として続けられ、次世代の環境意識を養うための重要なプラットフォームとなることでしょう。私たち一人一人が環境問題にしっかりと向き合い、未来に優しい社会を築いていくために、自らの行動を見直すきっかけとなることを期待しています。